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ブーイングを大きな拍手に替えた大坂なおみの"ことばの力"に感動

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テニスより強い大坂のことばの力


ことばが持つ力は大きい。日本人は小説や詩ではしなやかな言葉を使うのが抜群に上手いけど、演説や挨拶で不特定の大衆を唸らせたり感動させるのは苦手なのかもしれない。

でもテニス全米オープンを制した大坂なおみさんの優勝あいさつは、ブーイングの酷かった会場に一瞬にして静寂をもたらし、逆に感動の拍手に替えさせたのは大したものだと思った。

彼女のインタビューはいつも素直で飾り気なく、気負いもてらいもなかったが、やはり最高の舞台でも彼女のことばの力を世界に見せつけてくれた。

終始イラつくセリーナ


憧れの世界一の実力者との一騎打ち。チャンピオンセリーナ・ウィリアムズは思うように試合運びができなかったのか、終始イライラし、審判の警告にも暴言で返すなど、世界一のプレイヤーらしからぬ面ばかり。途中、かんしゃくを起こしてラケットをコートに叩きつけ、めちゃくちゃに壊してしまった。

こんな状態では今、グングン伸びている大坂には敵わない。ついに2-0のストレートで大坂が勝利をつかんだ。

しかし会場はセリーナのファンが圧倒的。大坂の勝利を気に食わないのか、ファンが表彰式でもブーイングの嵐。

敗者へのリスペクト、観客への感謝


しかし凄いなと思ったのは大坂のインタビュー。

インタビュアーに対しちょっと質問じゃないことを語りますと前置きし「みんながセリーナを応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合を見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」と。

さらにセリーナ選手にも深々とお辞儀をして「プレーをしてくれてありがとう」とリスペクトを込め、感謝の気持ちを伝えた。

こんなシンプルな優勝インタビュアーはあっただろうか。恐らくブーイングをした観客、何より敗戦に苛立っていたセリーナに対し、温かい気持ちが伝わったんだと思う。

日本選手の勝利はもちろんだが、大坂なおみのインタビュー、ことばの力に感動した。

この試合にNYポストは『USオープンは恥を知れ』セリーナと観客、協会を強く批判。なおみは勝つべくして勝ったと、報道した。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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