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ホスト〜風俗嬢のコロナ連鎖を断ち切るには、厳しい行政措置必要

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ホストクラブは衛生面で営業停止にできないのか?

ホストクラブは自粛要請など甘い対応ではなく、各自治体の保健所の権限(衛生面)で営業停止処分にできないものだろうか。

政府は風営法に基づき風俗店へ警察官の立ち入りをさせ、感染予防対策を徹底させる方針も示したが、果たして効果を上げるか否か、定かではない。

新宿歌舞伎町には200数十店舗ものホストクラブが

相次ぐホストクラブクラスターの不快感

新宿歌舞伎町や豊島区池袋、あるいは埼玉県大宮で、ホストクラブクラスターが次々と発生している。

そして新型コロナウイルスの感染源と化しているホストクラブを利用する客の大半が性風俗嬢やキャバクラのキャパ嬢といわれている。(もちろんホストを嫌悪する風俗の女性も多くいる)

そして怖いのはこうした接客女性を介し、ホストから感染したコロナが全国の男性に撒き散らされることだ。

ホストクラブの売りであるシャンパンタワー。一回で100万円以上は珍しくない。客の女性が支払う

青森の感染風俗嬢もホストクラブを利用した

徳島県でも先日、20代のファッションヘルスの女性が感染していることが分かったが、県の調べでは彼女は大阪のホストクラブをはしごしていたことが分かった。

果たして感染したのはホストからか客からかは分からないが、ホスト〜性風俗嬢を結ぶ典型的な感染パターンではあった。このケースでは客は30人いたが半数以上、客の行方は分からずじまい(PCR検査出来ず)だ。

そして先日、青森県でもデリバリーヘルス(派遣型風俗店・デリヘル)に勤務する20代女性の感染が見つかった。調査ではやはりこの女性もホストクラブで遊んでいた。

徳島のケース同様、風俗客の行方は分からず

女性は茨城県在住の出稼ぎデリヘル嬢で今月3日、高速バスで上京。同日夜、歌舞伎町のホストクラブを利用していた。
そしてその翌日、新幹線で青森市に移動、8日までの5日間、市内のホテルに泊まりながらデリヘルで働いていた。彼女の利用客は25人いるとみられるが、18人と連絡が取れていない。

とにかく厄介なのは彼女たちは自身が感染後、極めて感染しやすい接客を不特定多数の男性客にしていることだ。

さらに青森県のケースのように、各地を転々とするデリヘル嬢は多い。

ホストクラブやデリヘルは当面、営業停止を要請すべき

デリヘルの場合、予約が入った際、客の携帯番号を保存しているといわれるが、もちろん行政からは連絡できない。店任せになるが、これもプライバシーの兼ね合いで難しいのが現状だ。

ホストクラブ〜風俗店のクラスターで、一番迷惑しているのは"夜の街"などとひとくくりにされる、他の飲食店だ。
こうしたコロナ感染対策を十分とっている真面目な店を守るためにも、

ホストクラブは全て営業停止にするなど、厳しい行政措置を望みたい。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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