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ホームレス対応。23区でもこれだけの差が出た台東区と世田谷区

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同じ東京特別区でもこれだけ対応が異なるのかと思う。台風19号にかかる避難所を訪れたホームレス男性の受け入れを拒否した台東区役所への批判の声が高まっている。

上が台東区役所、下が世田谷区役所

同じ特別区でもホームレスの対応は天と地の差があった

これに対し同じ23区でも世田谷区は多摩川の河川敷に寝泊まりするホームレスにチラシを配り、避難所2カ所を指定、早めの避難を呼びかけた。

区長の考え方の違いか。たまたま避難所に居合わせた台東区役所職員の個人的な考え方だったのか。

いずれにせよ台東区は今回の事態を重く受け止め、当該職員はもちろん、役所をあげて人権研修でもやるべきだ。

人の命をこれだけ軽々しく扱った公務員の存在は驚くべきことだし、台東区長の対応も注視したい。

ホームレス男性は上野駅近くのビルの陰で台風をしのいだ

受け入れを断られた男性(64)は北海道出身。12日午前、支援団体の案内を受け忍岡小の避難所を訪れた。
しかし受付で北海道内の現住所を記載したところ、担当者から受け入れを拒否された。

男性は脳梗塞を患い、会話が不自由。約1カ月前に上京し路上生活を続けていた。
避難所に断られた後、12日夜は上野駅周辺の建物の陰で傘を差しのいだようだ。

世田谷区役所はチラシを配りホームレスに早めの避難呼びかけ

これに対し世田谷区は、多摩川の河川敷に住んでいるホームレスの人たちに対し、事前にチラシを配って台風と避難所の情報を知らせたという。

ホームレス向けの避難所を2カ所用意していたが、利用者はなかったという。

区民じゃないからとの判断は決定的に間違えていた。ホームレスであろうがなかろうが、目の前にいる避難者を受け入れなかった台東区役所の対応は、人間としての問題だろう。

イギリスBBCテレビにまで放送されてしまった。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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