『ポニーテールの魅力的な女子学生は、必ず成城学園前で降りた小田急線の思い出』
好きな歌にいるかの『あのころの僕』(伊勢正三作詞作曲)というのがある。
歌詞に
君の長い髪はとても/素敵だったと言いたかった♫
とあるが、別れた彼女へのメッセージだろうか。やはりこの場合、長い髪が大事なんだろう。
ここがショートボブやポニーテールだと、なかなか歌い難い。そして何より伊勢の正やんは長い髪が好きだったのかもしれない。
私は実は女の子はポニーテール、次にショートボブが一番、心揺さぶられてきた。この髪型の子はみんなお洒落だからでもある。
学生時代、アルバイト先へ向かうために小田急線に乗ると、必ずファッション雑誌『JJ』から飛び出してきたような女子学生たちがいたものだ。
すなわちテニスラケットを小脇に抱え、2〜3冊の教科書をブックバンドで束ね、片手で胸の当たりに。

服装は春や秋だと横浜の有名な店のトレーナーに巻きスカート。あるいはボタンダウンのシャツにカーディガンを肩にひっかけたり。当然、靴も横浜の有名店ミハマのものだった。
そしてここで一番大事なのは髪型がポニーテールだったこと。こうしたバリバリ、トラッドの子は必ず『成城学園前』で降りたから、成城大学の学生たちだったんだろう。
当時はまだまだ垢抜けしていなかったわが早稲女を思い出し、切ないため息がもれたものだ(失礼!)
そんな訳で以来、ポニーテールが気になる。この場合、大切なのは髪は短めで、やや上の方で束ねるのが大切。
長めの髪を下の方で束ねたら、ショーケンとの結婚生活に疲れは果てた、いしだあゆみみたいになってしまうからだ。


ポニーテールの最高峰はオードリーヘップバーンにどなたも異論はないだろう。今の日本の芸能界だと良く似合うのは有森架純が一押し。ミュージシャンにはいないな。
今も成城学園はトラッドが活歩しているんだろうか?
(当時のJJとヘップバーンと有森架純)
もりもとなおき