以前、神奈川県の黒岩知事がマスク会食なるものを言い出し、笑われただけで全く、普及しなかった。会食する際は食べる時だけマスクを外し、同席者と話す時はサッとマスクをつけようーというものだ。また大阪府の吉村知事が力説しているが…

理屈では理解できるが、実際みんながやる訳がない
理屈で分かるが実際、外食しても見たこともないし、会食でクラスターが発生したケースでは、必ずマスク会食はしていなかったなどとニュースで指摘するだけの話しになっていた。
このマスク会食を大阪府の吉村知事がまた言い出した。完全に第4波とも言える感染者の激増で、5日から『まん延防止等重点措置(まん防)』適用されたことを受けての重要な対策のひとつとしてだ。
飲食店は午後8時までの営業だが、飲食する時はマスク会食をと、知事自らが会見やテレビ番組で何度も訴えている。
もちろん、会食やめろ、外食するなとは知事としては言えないから、苦肉の策だろう。

マスク会食は果たして感染防止に効果があるのか?
しかし問題なのはマスク会食、先の黒岩知事がテレビで披露したように、マスクを取ったり外したりでコロナ感染を防げたり、リスクを軽減できるかと言うことだ。
ワイドショーでも話題になっているが、専門家の間でも首を傾げる人は多い。
すなわち、近くに感染者がいたと仮定したばあ、ウィルスの付いたマスクを手で摘んで上げたり下げたりしたら、ほとんどマスク効果が無くなる。
さらに食べものやテーブルもウィルスはいっぱいだ。
理屈でいうような完璧なマスク会食などできる訳がないというものだ。
医療、ワクチン.政治家は庶民の知恵以上の重要な対策を
私も喫茶店に行った時はコーヒーを口に含む以外はマスクを直ぐに着用する。
3〜4人で食事のときも黒岩、吉村両知事がいうように食べる時、以外はマスクをするが、他の連中はしないから全く効果がないのは分かる。
さらに居酒屋は皆んなの声が大きく、自ずと全員の声がデカくなる。1人でも感染していたら、ひとたまりもない。
政治家はこんな庶民の知恵みたいなことより、感染拡大を防ぐため医療やワクチンに全力をあげるべきだ。
もりもとなおき