政府は10日、マスクを高値で転売した者を1年以下の懲役または100万円以下の罰金とする政令改正を閣議決定した。かなり厳しい法律ができたが、皆んなが困っている時、こんな不埒な行為はやはり犯罪として位置づけた方が良いだろうか。

なぜ選挙を経験した議員が、有権者の怒りを想像しないのか⁈
選挙を経験している議員と名のつく人が、こんなことを大々的にやったら、世間は、有権者はどう考えるだろうか。恐らく批判されるだろうなと、想像力や危機管理が働かないのかと思う。
先日の公費・防衛省のツケでホテルに146泊もした防衛副大臣にも呆れたが、今回のマスクマン、静岡県議会の諸田洋之県議(53)にも恐れ入った。
これだけマスク不足が叫ばれ、庶民の一部はマスクを手に入れるために、まさに殺気だっている。
こんな時、大量に保管していたマスクをオークションにかけ、888万円も売り上げていたとは。
ネットオークション89回出品、888万円の売り上げ
静岡県庁での記者会見によると、同県議は新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの需要が高まり始めた2月4日から、インターネットオークションにマスクを89回出品、約888万円を売り上げたという。
マスクは今、買い占めしたものではなく、自身が社長を務める貿易商社で備蓄していたものであり、『転売には当たらないと考える』と説明。
『不快に思われた方には心からおわび申し上げる』と、謝罪した。皆んな不快だから社会問題にもなったんだ。
2000枚が最高17万円超にも
今後、県などと協議し売り上げを新型コロナウイルスの感染防止対策に充てる考えを示した。県議の辞職については否定したが、辞めろコールはしばらく続くだろう。
同県議の説明ではネットオークションはまず1円で出品。1セット2000枚が最低3万4200円、最高17万2368円で落札された。
この段階で県会議員がこんなことしていいんだろか?と、普通は我に返るはずだが、やはり常識が普通と違うのかもしれない。まあ、罰せられる法律ができる前で良かったのでは。
次はないだろうな。
もりもと なおき