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ユーミンが菊池寛賞を。彼女の詩がどれだけ女性の心を豊かにしたか

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ユーミンの世界は新たな日本の心象風景

先日、ユーミンこと松任谷由実さんが、たくさんの素晴らしい詩を書いたことが高く評価され、『菊池寛賞』を受賞した。

同じシンガーソングライターではボブディランが昨年、ノーベル文学賞を獲った。ユーミンの菊池寛賞も、これまでの作品群の詩情が評価されたのだろう。素晴らしいと思う。
菊池寛賞(日本文学振興会)は文学や映画、演劇、新聞、放送などの文化活動で、創造的業績をあげた個人・団体に贈られるもので、今年度で66回目。

つくった楽曲は600曲とも

ユーミンの受賞理由については、「1972年、大学時代の衝撃的なデビュー以来、その高い音楽性と同時代の女性心理を巧みにすくいあげた歌詞は、世代を超えて広くそして長く愛され、日本人の新たな心象風景を作り上げた」としている。

 

デビュー46年。ほぼ同い年で学生時代も重なっているから、全ての曲を耳にしたと思う。レコード〜カセットテープ〜CD、ラジオでユーミンの歌が流れない日もなかった。
その数、オリジナルで387曲、提供している楽曲数236曲で、合わせて600曲は超えているとか。

なぜ若い女性の心情を掴むのか?

ユーミンが、あまりに年頃の女性の心の琴線に触れる歌詞を書くから、"ユーミンの耳はダンボ説"という都市伝説があった。
どういうことかと言うと、深夜、ユーミンが変装してひとりファミレスに行き、耳をダンボにして周囲の女子大生やOLの話しに聞き耳を立てているとの『都市伝説』。
そして聞き込んだ女性らの日常を詩にしてるから、自分に重ね合わせた女の子らに受けるんだと。
実際はそんなことはしてないんだろうけど、そのくらい普通の女性に成りきった詩を書けるのが、不思議だった。

女性が憧れる恋愛風景を詩に

恋人と別れたあとの女性(例えば海を見ていた午後、グッドラック&グッドバイ)遠距離恋愛に耐えている女の子(JR東海のCMにもなったシンデレラエキスプレス)など、抜群の表現力で聴く人の心を掴んだ。

一昨年、40年ぶりに山手のドルフィンへ

 

われわれオヤジでも、ユーミンを聴けば未だ20代の日々が蘇る。やはり凄い才能の持ち主なんだ。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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