『守ってあげたい』に込めたユーミンのメッセージ
松任谷由実、ユーミンがNHKの紅白に出場することが決まった。
歌うのは『守ってあげたい』だという。1981年にリリースした曲だからまだ私も20代の時だ。
何百もあるユーミンの楽曲の中でユーミンが年の瀬、この歌を選んだのは当然、意味がある。
改めて歌詞をよみ心から納得したし、このコロナ禍、大切な人たちの無事を祈らずにいられない。
そしてどうか愛するみんなの笑顔が戻ることを祈りたい。
39年も前の歌だが、歌詞にはユーミンのそんなメッセージが込められているような気がする。

愛する全ての人たちを苦しめる全てのことから
So, you don’t have to worry, worry,守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
‛Cause I love you,
‛Cause I love you.
この歌の結び、‛Cause I love you, 〜愛しているから。は恋人や夫婦、親子だけじゃなく全ての人へのメッセージとなっている。

元は薬師丸ひろ子主演映画の主題歌だった
この歌が発表された1981といえば、まだバブルに突入はしていなかった。バブル前夜というところだった。
そしてこの歌は大林宣彦監督、当時人気絶頂だった薬師丸ひろ子の主演、映画『ねらわれた学園』の主題歌として作られた歌だった。
ちなみにユーミンは昨年の紅白は、ラグビーワールドカップで日本チームが大活躍し、ラグビーブームが巻き起こったことを反映し、名曲『ノーサイド』を披露した。
もりもとなおき