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ラグビーはやっぱりユーミン!紅白で名曲『ノーサイド』を歌う

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ことしの紅白は昨年のような感動(米津玄師の大塚美術館、桑田とユーミンのコラボ、桑子真帆の司会)がないだろうと思い見るつもりはなかったが、ここにきてユーミン、松任谷由実が出演、名曲『ノーサイド』を歌うことが決まったから観ることにした。

ラグビー人気でひょっとしたらと思っていたら…

ことしは審査員や応援団に必ずラグビー日本代表のメンバーが駆り出されるはずだから、ひょっとしたらユーミンが…と思っていたが、やはり!だった。

『ノーサイド』は私の好きなユーミンの楽曲の5傑に入る。
冷たく澄んだ電子ピアノのイントロから歌詞に至るまで、ラグビー場の枯れた芝生の匂いや、黄昏の競技場が浮かんでくる。

そして最後の試合にゴールを外し敗戦した選手の気持ちに、こちらの気持ちが乗り移ってしまう。

この歌を聴いたら、恐らくラグビーに青春をかけた連中なら、絶対、泣いてしまうだろう。

旧国立、最後の早明戦でユーミンが歌った『ノーサイド』

実際、2013年12月1日、改修工事前の国立霞ヶ丘競技場にて行われた最後の早明戦(関東大学ラグビー対抗戦グループ最終戦・早稲田大対明治大)の試合終了後、ユーミンが歌った。
夫、松任谷正隆氏のピアノ演奏をバックに。

枯れた芝生に整列し、歌に聴き入った選手たちと5万人の観衆。選手たち、特に4年生は長かったシーズンに様々な思いが去来したのだろう。
ノーサイドの歌詞を噛みしめながら嗚咽する姿にこちらまで。

名曲『ノーサイド』は実話だった

実は『ノーサイド』は、実際の試合を見て胸を熱くしたユーミンがその思いを歌詞にしたためたと言われる。

一つは全国高校ラグビーでの"伝説の一戦"第63回大会決勝(1984年1月7日)天理対大分舞鶴戦だ。

後半ロスタイム。大分舞鶴がトライを決めて18-16に。決まれば同点で両校優勝となるゴールキックを主将のFB福浦孝二が左に外し、その直後、無常にノーサイドの笛が鳴った。

それをテレビで観戦していたユーミンが胸にグッときて詞にかいた。

当時の天理ー大分舞鶴戦

もう一つはラグビー界の大スターでアイドルだった早稲田のスタンドオフ本城和彦のイメージもあったのではとの説もあるが、定かではない。

ラグビー界のスターだった本城和彦

NHKがラグビーワールドカップの総集編を作った時、日本チームの活躍のバックに『ノーサイド』を流したことにユーミンが感激。紅白出演を了解た。

ノーサイド歌詞

彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った
長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた

肩を落として 土をはらった
ゆるやかな 冬の日の黄昏に
彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った

※何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く
走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから※

人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ

同じゼッケン 誰かがつけて
また次のシーズンを かけてゆく

人々がみんなあなたを忘れても ここにいるわ

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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