『コロナワクチンを打ったか否か、学校で生徒に尋ねるのは何か問題?』
先日の朝日デジタルのこのニュースを読み、私などは絶対、教師にはなれないなと思った。そしてメディアの無責任な報道に首を傾げる。
愛知県尾張旭市のある中学で教師が生徒に、コロナワクチンを打ったか否か、夏休みの登校日の教室で挙手をさせて調べたらしい。
恐らく『もうコロナのワクチン、打ったひとはいるか?いたら手をあげてみて』くらいの乗りだろう。
ワクチン接種は今、一番の関心事だ。学校でクラスでどれだけの生徒が接種しているか否か、学校長はもちろん、担任は把握しておく義務はあると、私は思う。
ニュースでは6人の教師が…となってるから、間違いなく学校としてのデータを取るためだと思う。

ところでこのニュースを報じたメディアは何を言いたいのか理解に苦しむ。学校に問題があるのなら"通報した一部保護者"のせいにせず、きちんと論評すべきだ。
私が教師なら間違いなく、『もう打ったヤツいるか?手を上げてくれるか』と、簡単に聞くと思う。
そして新聞に叩かれるんだろう。
同市教育委員会は
『ワクチン接種は任意であり、問いかけは不適切だった。生徒や保護者を不快な気持ちにさせ、申し訳ありません』
とコメントしたが、これもよく分からない。
問いかけが不適切?匿名でアンケートでもしたら良かったのか?そこまで隠す問題なのか?
私は全くそうは思わない。学校としてデータが必要だからと、なぜ言わないのか。
ワクチン接種はわが国は任意だ。打つのも打たないのも個人の自由。だから打ったか否か聞くことをタブー視すること自体が私は嫌な感じがする。
だって周りでは『もう打った?』とか『今度2回目』とか、『副反応どうだった?』との会話が普通に交わされている。
メディアがこんな論調で教師を悪者にし、変な対立構造をつくるのは止めろといいたい。
ところでワクチン担当大臣は河野太郎氏から堀内詔子氏に変わった。
この人で大丈夫なんだろうか?前任も頼り無かったが、また心配だ。


そして恒例の事務引き継ぎもしなかった。
もりもとなおき