われらのワセジョ、今は昔
早稲田大学の女子は昔から"早稲女(ワセジョ)"と言われ、慶応や立教、青山学院の女子とはなんとなく一線を画していた。即ち、良く言えば頭脳明晰で自分を持っているのがワセジョ。もう一方ではファッションセンス云々とは程遠い"ダサイ女子大生"の代名詞もワセジョだった。
その昔、ワセジョが闊歩したキャンパス
ところがびっくりした!
"ダサい"代名詞だったワセジョが、えらい勢いで読者モデル界に進出しているから驚きだ。
Can Canはダントツトップ
読者モデルを席巻するワセジョ
年間で『JJ』『CanCam』『ViVi』『Ray』の4大ファッション誌に登場した大学生読者モデルの延べ人数を算出したデータを見ると(何のためのデータなんだろ 笑)一昨年はトップ慶応の後塵を拝したが、第2位!それもわずか4人差。Can Canだけなら37人で、ダントツのトップだった。
青学やら上智やら立教やら、センスの良さで定評のあった大学まで抑えていることに、オールド世代はびっくりだった。その前年はトップだったという。
20年前でも8位に食い込んでるから、その頃から、もう"ワセジョ"ではなかったのかもしれない。
(データは朝日新聞出版大学ランキング参照)
バンカラは姿消え…
しかし変貌した女子とは逆に、たまに大学を覗くと、昔から早稲田の売りだった『バンカラ』や『在野精神』『反骨精神』などをまとった男子学生もほとんど姿を消したような。
数少ないバンカラも
それに比べデータが示す通り、ネガティブなイメージを完全に払拭したワセジョの方が男子より、遥かにファショナブルで元気な感じがする。
ちなみにわれらの時代は、ワセジョと付き合ってるヤツは私も含めてゼロ。
共立女子や実践女子、ポン女の三つの女子大が多かったような。
もりもと なおき