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一橋大出身のインテリお嬢様が父親に負けた大塚家具の経営路線

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親子ゲンカの果てに山田電機の子会社化では、大塚家具創業社長の父親は本当に無念だと思う。様々な見方はあるだろうが、私は父親の気持ちは痛いほど分かるし、娘には完全に失敗だよと言いたい。

ついに山田電機の子会社に

ここ数年経営不振に陥り、悪戦苦闘を続けていた株式会社大塚家具(本社・東京、大塚久美子社長)が、ヤマダ電機の傘下に入り、経営再建を図ることが正式に発表された。

オーナー企業は親から子へ、普通はすんなり移譲する。そして子は大半が父親を尊敬しているから、父親が元気なうちはその指導の下、会社経営を学んでいく。

ところがたまに例外が。叩き上げの父親に対し子弟がインテリだったりした場合、親の経営路線に反発するケースも稀にある。久美子社長は一橋大学出身の才女だ。頭の中は先進的な経営学が渦巻いていたのかもしれない。

父娘で激しい経営路線対立で父追放

同社は1969年、埼玉県春日部市で久美子氏の父・大塚勝久氏が創業。高級路線を武器に業績を伸ばしてきた。

ところが2015年、勝久氏と久美子さんの経営方針を巡る考え方の違いが、壮絶な親子ゲンカに発展。結局、娘が勝ち父親を追放、二代目社長に就任した。

そもそも経営方針の対立とは、父勝久氏は元々のコンセプトである高級路線を堅持したかった。

これに対し久美子さんはリーズナブルな家具を提供するカジュアル路線で、今や飛ぶ鳥落とす勢いのIKEAやニトリに対抗したかったようだ。

父娘対立の末に…

高級家具店からカジュアル店への転換、失敗

結果、父勝久さんを追い出したことで大塚家具は全く違うコンセプトの家具店に生まれ変わってしまった。

そしてその後は親子ゲンカに加え、後継がインテリ女性ということもあり、同社の内紛はスキャンダラスに報じられてきたのは世間の知るところ。

そのお陰で知名度は上がったんだろうが、残念ながら久美子さんが選択した路線は完全に失敗に。みるみる業績は悪化の一途を辿った。

結局父親の路線が正しかったが後のまつり

この結末は素人の私でも容易に想像がついた。IKEAは世界的企業、ニトリは今や日本全国にしっかりと根を張る超優良家具・生活用品チェーン。これに対し大塚家具の商圏は極めて狭い。

同じ土俵で勝負して2社にかなうわけがない。
そして大塚家具で高級家具を求めていた富裕層は安売りに舵を切った大塚家具でもう家具を求めることはないだろうと思ったが、案の定だった。

今回の"身売り"は大塚家具が新たに発行する株を、およそ40億円でヤマダ電機が買い取る形で、その子会社となり、社長は、久美子さんが続投する。
勝久氏は『残念です』と話しているという。本当に父親は無念だと思う。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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