村上春樹氏、ノーベル文学賞代替賞辞退
内部の相次ぐ酷い不祥事で、ことしのノーベル文学賞はなくなったが、代わりに『ニューアカデミー文学賞』なるまがい物みたいな賞を、ノーベル賞の代わりに授与するとか。
それは別にいいんだが、ノーベル文学賞候補の常連、我らが村上春樹氏がその賞の候補者4人のひとりにノミネートされたから、ファンの気持ちは複雑だったようだ。ことしは絶対、ノーベル文学賞を獲ると、誰もが思っていたから。
🔳ことしは絶対だったのに…
ノーベル賞に何度もノミネートされ、世界のファンは今度こそと思っていたのに、もしこのまがいもんを獲ってしまったらと…
ところが朗報だ。当の村上春樹氏が
「候補に選ばれたことはとても光栄だ」としたうえで、「メディアの注目を避けて執筆活動に集中したい」と、選考の辞退を申し入れ、ニューアカデミーもこれを受け入れとか。
ノーベル文学賞を巡っては、アカデミーのメンバーの夫による性的暴行の疑惑や、受賞者名の漏洩が発覚するなど不祥事が相次ぎ、今年は発表が見送られることになっていた。
世界の村上春樹にレコードをかけてもらった後輩がいる
私は特にハルキストではないが、私の後輩に話しを聞き、なんとなく世界の村上春樹を身近に感じていた。
当時のピーターキャットの店内(ブルータスより)
彼は確か'70年代〜'80年代に国分寺あたりでピータ・ーキャットというジャズ喫茶をやっていたが、後輩はそこの常連さん。「マスターこれかけて」と頼むと、ジャケットからレコードを取り出し、いつもかけてくれていたとか。後輩は「今考えると恐れ多過ぎる」と、当時を懐かしんでいます。
しかし世界の村上春樹にレコードをかけさすとは、羨ましくも凄い思い出だな。
もりもと なおき