中学3年の時、ラブホからアベック(死語)が出て来たのを目撃した衝撃と、大人になった鈴木のマー坊が僕も知る女性とそのホテルを利用したという衝撃!
ラブホテルを初めて見たのは中学3年生の頃だ。何故か…
僕たちの名古屋市立川名中学校は年に1回、写生大会があったが、絵を描く場所は毎年、東山動植物園と決まっていた。

昭和区にあった学校から千種区の東山動物園まで歩いて40〜50分だっただろうか。
鈴木のマー坊や須崎の哲ちゃん、西島、安立君、朝日の伸ちゃん、山口や伊東千たちと画板を抱え遠足気分で動物園に向かうのは楽しかった。
それで途中、『ヴィラプリンス』というホテルがあるのに気づいたのは、3年生になってからだった。
2年生の時も同じ道を通ったがその時は何もなかったから、恐らく新築だったんだろう。
建物は屋根が尖りいかにも西欧風のメルヘンチックな作りだったように記憶している。もちろんクルマで訪れるラブホテルなど皆んな初めて見る。
しかしながら男女がエッチなことをする場所というのは、全員の共通認識ではあった。
だから14〜5才の少年にとっては建物と『ホテル』だけでいろんな想像をしてしまい十分に刺激的だったのだ(今どきの中3より遥かに幼い)
そしてたまたまアベック(もはや死語…汗)の乗った乗用車が出て来たからたまらない。
男女の"事後の表情"を生まれて初めて見てしまったことで、この日は少なくとも写生どころじゃなかった。
ラブホなんてまぁ、この日から数年もしたら皆んな利用することになるんだが、昔の中学生はずいぶん純だったのだ。
ちなみに鈴木のマー坊は社会人になり、私も知っている異なる2人の女の子とヴィラプリンスを利用していた!
今は営業はしておらず廃屋になっている(マー坊談)
ちなみにその時代、アベックが利用するのは"連れ込み旅館"と言われ、玄関で『休憩です』と告げると、訳知り顔のやり手ババァみたいなおばさんが、急須と湯呑みをお盆に載せ、部屋へ案内した。
ここはベッドではなく畳部屋に布団が敷いてあったようだ。知らんけど。
こんな連れ込み旅館は僕らが大学生の頃まであったな…知らんけど(汗
名古屋では納屋橋界隈にあり、高3の時、同級生IやNやTが同じく同級女子と"納屋橋ホテル"へ行ったとの話しは衝撃なんてもんじゃなかった。
もりもとなおき