ネトウヨの本当の正体は?
ネトウヨに対するのはパヨクというらしい。ツイッターとか覗くと、福島瑞穂さん、辻元清美さん、精神科医の香山リカさんなどはネトウヨにパヨク認定され、壮絶な攻撃を受けている。
これまでネットの世界で左翼陣営やリベラルを叩く匿名勢力は、『ネット右翼・ネトウヨ』と呼ばれてきた。
つくられていたイメージは"顔も名前も出せない引きこもりの若者で、相手の目を見て話しもできないヤツがネットでは勇ましい…"との概念が一般的だったが、どうもこれは完全に誤った固定概念だったようだ。
先日、テレビ朝日・羽鳥のモーニングショーでやっていたが、実際、分析したのが元ネトウヨだったり、実際に彼らと触れ合った人の分析だから、ひじょうに実態に近いものだったのでは。
引きこもりじゃなく、中年の自営業者や管理職だった
元ネトウヨの文筆家古谷経衡さん、懲戒請求をしたネトウヨを逆に提訴している弁護士が、データを細かく分析している。
その結果、以外な実態が。ネトウヨには引きこもりはほとんど存在せず、おもな年代は50才前後くらいではないかとの結論だった。
更には長年の聞き取りで、ネトウヨの職業の多くが自営業者や管理職であることも分かったという。
彼らがネットで素早く反応できるのは、仕事も無い引きこもりだったからではなく、自由にスマホやPCを使える経営者や管理職であるからだと。
実際、無職はわずか3%しかいなかったという。
そして、右派政党への投票行動などから、ネット右翼の総数は約200万人程度とみる。
だから古谷さんは『ネトウヨの声を聞きすぎないほうが良い』との結論をまとめている。
ネット投稿が多いから、巨大な塊に錯覚するということか?
事実、ネトウヨの絶大な支持を得て、投稿に何千もの『いいね』を貰っているのに、選挙になったらさっぱりのケースも多い。
ネトウヨの絶大な支持があっても、杉田水脈などは選挙区ではとても当選は無理だろう。
中国、韓国、朝日新聞…ひとつでも好きはパヨク
古谷氏は『ネット右翼と呼ばれる人たちが敵と認定する時の基準というのは、韓国と中国と朝日新聞、この3つに対し、これが嫌いか否か。単純にこれだけだ。一個でも好きだったら反日。一個でも好きだったらパヨクです』と。
極めて大雑把に分けているとか。
この断定もかなり大雑把な感は否めないが…
実際、彼らがパヨク認定しても、とんでもなく保守的な政治家はいるし、彼らが支援しても政策や活動がまるで"売国奴"と軽蔑すべき保守政治家もいる(これが多過ぎ)
私は極左から極右まで友人はいるが、この極がつく両者は驚くほど考え方が似通っていることだ。
まあ、ネトウヨもパヨクの皆さんも、敵は自分の利益と保身だけで活動する売国政治家であることをお忘れなく。
もりもと なおき