カッコいい政治家だったけどなあ
京都の夜、不倫と批判されてもフライデーに激写されたタレントの山本モナさんとのキスシーンは実にカッコ良かった。女性にモテるのも政治家の資質なら、申し分ない男だろう。
衆院議員細野豪志氏。
最近はもっぱら過去の政治スタンスの全てをかなぐり捨て、なんと自民党の二階派に所属。
恐らく彼が目指した政治とは真逆の政治家、二階さんの子分に成り下がってしまったから、昔の支持者やファンはがっかりしているようだ。
京都出身。民主党公募候補のため見知らぬ静岡から初出馬ながら見事当選。女性スキャンダルがあっても選挙は抜群に強く、常に党内では陽のあたる場所を歩いてきたのだが。
幹事長、政調会長、内閣府特命担当大臣、環境大臣。党首候補でもあった。
彼なりに理想実現のための閉塞感打破だったんだろう。
"小池にハマってさぁ大変♫"と揶揄されるように、あの希望の党騒ぎで完全に道を間違えてしまった。
かつての民主のホープ『二階さんの手足になる』とは
二階さんといえば自民党の中でも最も古い体質の政治家だ。自民党ー新生党ー新進党ー自由党ー保党党、そして自民党へ。
これだけ党を渡り歩いても自民党の大幹事長になるんだから政治手腕は相当なんだろう。
しかしだからといってずっと反自民の立場に身を置いたはずの細野豪志氏が、なぜ今、二階さんの子分に成り下がったのか。
いつかは非自民政権で総理を目指すくらいの夢や野心はあっただろうに。
静岡まで二階さんのお供をし、集まった有権者らに
『二階先生にご指導いただいて、手足となって地元のために働きたい』
との挨拶には、議席にしがみつくにはここまでやらなきゃいかんのかと考えさせられた。
原発にどう向き合うのか聞いてみたい
彼は民主党政権では東京電力福島第一原発の事故を受け、内閣府特命大臣として、原子力防災、原子力行政を担当した。
自民党にあって今後、どんなスタンスで原子力発電に向き合っていくのか。3.11のきょうをどんな思いで迎えたんだろうか。
もりもと なおき