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五輪マラソン沿道にマンション買った人がいる話をする小池知事の感覚

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小池都知事によると、東京オリンピックのマラソンを見るためだけに、マラソンコース沿道にマンションの1室まで買った人がいるという。

徳島から東京の大学に行く子に、都心にマンション買った親もいた

昔、徳島でも『息子があるいは娘が東京の大学に入ったから東京都心にマンションを買ってやった』という豪気な話しは身近でも複数聞いた。

そして卒業後に売ったら、購入した時より遥かに高く売れたとも。

バブル期だったから都心のマンションは高騰していたんだろうが、『金持ちはこうやってまたカネが増えていくんだな』と思ったのを覚えている。

18才の子どもにとんでもない贅沢をさせる親の感覚には、ついていけないものを感じたが、結局、財テクだったんだと納得したものだった。

沿道にマンション買ってまでマラソンが見たかったのか…

話しは戻るがマラソン見物のマンションの話しは、小池都知事が東京都、政府、組織委員会、IOC調整委員会の4者会談で、"合意なき決定"をした後の会見で披露したようだ。

他にもコース沿道のコーヒーショップを予約した人もいるとの話しもあったようで、IOCのコーツ委員長に『こんなに東京での五輪マラソンを楽しみにしていた人たちがいる』との例え話として、伝えたらしい。

だから"こういう人たちのことも考えて欲しい"との趣旨だろうが、マンションの話しを持ち出すところに、小池さんの政治家としての限界を感じた。

こんな例え話しを会見でしてしまう小池さんの感覚

こんな例え話は一般ピープルにはもっとも反発を喰らうだけの話しだから。あれだけのパフォーマンス好きがそこにピンとこなくなったのかもしれない。

前を選手が通過するほんのわずかな時間のために、本当にマンションを買った人がいるのだろうかとは思うが、これだけの格差社会だ。

われわれが自転車買うくらいの感覚の連中は、割とたくさんいるのかもしれない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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