わたしの知人女性、元教員で68才。東京オリンピック・パラリンピックのボランティアに応募していたが合格し、期間中、東京で活動すると張り切っている。

日当、旅費、宿泊費なくとも自腹で50万円を準備
聞けばもちろん本当にボランティアだという。日当は出ないし徳島ー東京往復の旅費はもちろん、滞在中の宿泊費も出る訳はない。
バカバカしくないの?と尋ねたら
『東京五輪のお手伝いをすることを、自分の人生後半のメインイベントにしたい。実に楽しみだ』
と、前向き。経費として50万円の持ち出しを考えているとか。
ひとりでしょっちゅう甲子園に阪神の応援に行くスポーツ好きだ。J2ヴォルティス徳島の応援にもよく行っている。
高校時代はソフト部だったから、ソフトボールの担当をしたいと、面接で聞かれた際、答えたとか。
純真な心からのボランティアだと思う。
五輪スポンサー以外の商品をSNSにあげないようにと組織委員会
さて、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、初のボランティアを集めた研修会を開いた。

そしてネットで話題を集めているのは、注意事項として、SNSで大会スポンサー以外の商品をPRする内容を投稿しないよう、ボランティアに求めた。
つまりボランティアが清涼飲料水を飲んだり、おやつを食べる際、五輪スポンサー以外の商品をツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどにアップするのはやめてくれーということだ。
スポンサーの権利保護が目的なんだろう。
組織委員会はくだらない注意でボランティアを白けささないように
ボランティアの人たちが了解ならそれでいいのだが、SNS投稿まで介入する権利は組織委員会にあるのかとは思う。
組織委員会はボランティアに日当も出さないし、もちろん五輪スポンサーからも出ない。
組織委員会はつまらん注意事項でボランティアを白けさせることはやめ、せめて気持ち良く働いてもらうべきだ。
このニュースを聞き、五輪ボランティアを嬉々として楽しみにしている知人女性が思い浮かんだ。
もりもと なおき