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亡くなった人たちが心の中で生きるということと、わが家に来るトンボ

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死ぬということは本当に平等なんだ

死というのは何て平等なんだと思う。年末になるとテレビでは、この年に亡くなったいろんな著名人を、懐かしの映像とともに振り返るが、あれだけ権力のあった人、カネ持ちだった人、スポーツや芸術、芸能で輝いていた人も、あっけなくいなくなってしまったことに、人生の儚さを感じざるを得ない。

昨日も尊敬する政治家野中広務さん、岸井成格さん、星野仙一さんたちがことし逝ってしまったことを振り返っていた。

そして死ぬ時の年令の差や痛い、苦しいの差はあっても、誰もが同じように最後は灰になるんだなと思う。

お盆になるとわが家に訪れたトンボの意味

うちの母は91才で亡くなったが、いつもこんなことを。『お父さんが羨ましい。私はこんなに歳がいったけど、お父さんはずっと60代のままやもん』と。そんな訳で『葬式にはこの写真しかあかんよ』と用意されていたのは、70才少し超えた時のものだった。

何という発想だろうと思ったが、確かに母(私もだが)にはオヤジは当時のままなんだろう。

あと幼い頃から母に言われていたのは、家の中に飛んで来たトンボは絶対に捕らないように。自然に外に帰るまでそっとするようにと。

何でも長男(私の兄)を5才で亡くしたが、とてもトンボの好きな子だった。だから信ちゃん(兄)がトンボを追いかけて、家に帰ってるんだよと。

お盆になると必ずわが家にトンボが

そしてずっと不思議で仕方なかったのは、わが家には必ずお盆の時、茶の間にトンボが迷い込んできたから、母の話はみんなが信じていた。
母にとったら信ちゃんは5才のかわいい男の子のままだったんだろう。

若い頃から高齢になるまで家にトンボが入って来ると、本当に嬉しそうだった。

 

心に残すことが大切

先に逝った人が心に残るのはこういうことだと思うし、大切なことだと思う。
テレビを観て思ったのは、全く違う世界の人たちでも影響を受けたり尊敬していたり、感動をもらった著名人ばかりだった。
彼らの生前の姿を見せていただき、生きるということを改めて考えさせてもらった。
来週は母の七回忌。冬だからトンボはいないな。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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