依然、コロナ感染ゼロで頑張る岩手、鳥取、島根の3県
毎晩、NHKのニュースウォッチ9で47都道府県別に新型コロナウイルス感染者数を公表しているが、依然、岩手、鳥取、島根の3県は『0』を続けている。
岩手県は結構、新幹線で東京との往来はあるし、鳥取、島根両県も兵庫県、大阪府との行き来は多い。
とりわけ出雲大社を擁する島根県は1年を通して参拝客は多く、ここだけは全国区。参拝者は松江市に宿泊するから、松江市も観光客の出入りは多い。

人口密度は岩手県の80人に対し世田谷区は1万6000人
3県の人口、人口密度をみてみると、やはり相当、ゆったりした地域であることが直ぐに分かる。岩手県は人口は約122万3700人。面積は約15,275km2もあり人口密度は80.1人と、ひじょうににゆったりしている。面積は四国と同じくらいだ。
また鳥取県は人口約55万4800人、面積は約3,507km2で人口密度は158人。
島根県は人口約67万1900人で6708km2、人口密度は100人だ。

これに対し東京都の人口密度は約6300人。 23区で最も人口の多い世田谷区はなんと人口93万9000人で人口密度は1万6177人というもの凄い数字だ。コロナ感染者も 23区ではトップクラス。
日常生活そのものが地方都市と比べたら3密といえるだろう。
東京は日常そのものが3密。人との接触避けるしかない
緊急事態宣言での記者会見で安倍首相、小池都知事は盛んに『人との接触をこれまでより80%減らして欲しい。それを守れば必ず1か月後には感染は下火に向かう』と、何度も繰り返した。
現在まで感染者ゼロを続けているこの3県のゆったり感は、感染者を出していない大きな理由のひとつであることは間違いない。やはり人との物理的接触を避ければ、感染者が出ないことを岩手県などの人口密度が、はっきりと示している。
鳥取、島根の両県知事も他の都道府県からの両県への来訪を当分控えてもらうよう要請した。
新型コロナウイルスに勝つには人に会わないこと、そのために外出の自粛しかないようだ。
もりもとなおき