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人生が長くても短くても国民と英連邦に捧げる〜ことば通り生きたエリザベス女王

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エリザベス女王は私が生まれた時から英連邦の女王だった。様々なニュースで若き日の女王からつい最近のお姿まで何百回、拝見したか分からない。

日本の皇室ともとても深い関係だ。
若き日の天皇陛下がオックスフォード大学留学中に交わした、女王との心温まる交流も、たくさん映像が残されている。
だから天に召されたことはイギリス国民じゃなくてもとても寂しい。

イギリスの政治を知らずして議会制民主主義も語れない。私も大学では政治史を選択し、とりわけ英国の政治史を学んだことを思い出す。

あの小さな島国だが、英国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの四つの国家の連合体だ。

ビートルズなどはイングランドのリバプール出身。プロサッカー選手のベッカムもイングランド出身だ。

当時は様々な物議を醸したが、女王は1965年にビートルズに大英帝国勲章を贈るなど、ミュージシャンへの深い理解も有名。エルトンジョンともずっと交流してきた。

英連邦と言えばカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの印象が強いが、何と54ヵ国に及ぶ。こうした国が経済的に深く繋がっているから、イギリスの世界での存在感が際立っているのだろう。

「私の全人生は、たとえそれが長くても短くても、国民の皆さんと英連邦にささげることを誓う」。

エリザベス女王は21歳の誕生日、国民に向けてラジオでこう語った。
最期までそのことばを守り続けたと、英国民の誰もが思っている。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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