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人生でこれだけやるせない春があっただろうか

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あっという間に5月が終わった。思えば3月、4月、5月と人生の中でも経験したくない、決して繰り返したくもない、なんとも言えないやるせない時間がいたずらに過ぎていった。

大切な友を見送ることもできなかった虚しさ

学生時代からの大切な友を桜の季節に亡くした。なのに駆けつけることも出来なかった。
吉田拓郎の『どうしてこんなに悲しいんだろう』を何度も何度も聴いた。この歌詞がこんなに辛く身に染みたことはない。

友人の中で一番、高貴で素敵だと思っていた女性も先週、お別れの言葉を交わすこともなく逝ってしまった。クラッシック音楽を聴くために、わざわざヨーロッパまで飛ぶ女性だった。
以前、送ってもらった早稲田穴八幡宮の『一陽来復』のお守りだけが形見になってしまった。

大切な2人の命を奪ったのは癌だった。うららかなはずの春の日々が、こんなに疎ましく思ったことはない。

彼女が亡くなる3週間前に替えていたFBのカバー写真

狭い日本で肉親にも簡単に会えないとは

こんなに狭い日本にいても肉親にだって会えないことも分かった。
この3か月、子どもたちが東京で働いているというだけでどれだけ心配したことか。

そしてこの新型コロナウイルスがもたらした世界的なパンデミックのために、どれだけ多くの人たちが苦しみ、命を落としたか。またどれだけ多くの人が生活を破壊されたか。

まだまだ失業者は増え続けているし、産業構造さえ大きな転換を余儀なくされている。立ち直るためには相当なエネルギーが必要だ。

東京オリンピックも先送りとなった。来年の開催だってどうなるか分からない。春夏の甲子園大会も幻となった。プロ野球もJリーグもまだ開幕しない。
心豊にしてくれる演劇もコンサートも全てなくなった。

100年に一度の疫病に遭遇してしまった不運

人類の歴史の中で疫病は100年に1度のサイクルで生存を脅かしてきた。ペストやスペイン風邪だ。14世紀のペストは世界人口4億5千万人のうち1億人が死亡。21世紀の今でも絶滅できていない。

ちょうど100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)では当時の世界人口20億人のうち、5千万人が死亡した。インフルエンザは毎年、形を変え、やはり大流行している。

この新型コロナウイルスも、恐らく100年前の医療環境なら、何千万人の犠牲者が出ていたかもしれない。現代への天からの警告としては、あまりに犠牲は大きい。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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