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今、一番に解明すべき問題は黒川氏と記者の賭け麻雀じゃない

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検察人事がこれだけ問題にされているさなか、当の黒川弘務さんと新聞記者が3密の中で賭け麻雀をしていたことで、両者の癒着ぶりが改めてクローズアップされている。しかし元はといえば安倍首相の様々な闇が噴出した中での検察人事だった。問題の本質を見失なわないようにしたい。

検察への食い込みか検察権力との癒着か

私は同じ元記者として、検察No2の東京高検検事長を自宅に招いて雀卓囲んだ産経記者の"実力"に、実は度肝を抜かれている。
取材対象に肉薄するのは記者の腕だ。そして心許す関係を構築できなければ、特ダネは取れない。これは今流行りの忖度とは全く違う。
特に警察、検察の取材は人間関係の勝負。彼らが抱えている事件は大半が守秘義務に該当する。

だから玄関取材しかしない、できない記者などに、相手は踏み込んだ話はする訳がない。しかし最近はサラリーマン記者が溢れているからジャーナリズムの危機なのだ。

麻雀と記者クラブの由々しき過去

麻雀といえば昔は中央官庁も地方も、記者クラブにもれなく雀卓が常備されていた。時間の空いている記者が座り、役所の広報担当などが合間に座った(座らされていた)
記者との麻雀はどの役所もなぜか許されていたのだ。
勤務時間中の麻雀をとがめる新聞社もなかった。もし怒る部長がいたら、恐らく記者たちに糾弾され、『管理能力無し』のレッテルを貼られたはずだ。

もちろん今は無い。仕事中の麻雀など許される時代ではないし、ましてや賭博行為となる賭け麻雀も。最近の若い記者は初めから麻雀はたしなまないようだ。

しかし残念ながらこうした真面目な記者が増えるのと比例して、新聞のクオリティは落ちる一方なのは皮肉なものだ。

黒川検事長を自宅麻雀に呼ぶ産経記者はやり手か?

さてそういう意味で一緒に酒を飲む、麻雀をする…は、取材対象の懐に飛び込む一番の方法だった。今だってそうだと思う。
この時期、黒川さんを自宅に招き、共に雀卓を囲んだ産経の2人と朝日の元司法記者は、やり手の記者だったのは間違いない。

黒川さんとこの記者たちは以前から月に2〜3回麻雀をしてたというから、なぜいま、文春にタレ込まれたのかとは思う。

麻雀賭博に主眼置けば、検察人事問題の本質を見失う

安倍さんは例によって検察庁法改正案の採決を見送った頃、『黒川さんとは会ったこともない』などとウソを言っていたから、"そろそろ黒川、切り捨てられるな"と、私は感じていた。

東京の記者仲間と話したんだが、黒川さんとの麻雀のメンツが産経と朝日という左右のジャーナリズムだったのは絶妙だったなと感じる。

とにかく安倍首相のモリカケ〜桜の問題をきちんと解明するのが大前提であり、個人の賭け麻雀ばかりに目を向けると、本質を見失う。もちろん、警視庁は4人から賭博容疑で事情聴取すべきは言うまでもない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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