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介護の苦悩、必ず専門家に相談を。少しでも現状は改善されるはず

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失くしたい 介護の悲劇

介護というのは本当に精神的、肉体的に疲れると思う。完全に寝たきりになってしまえば、夫婦や親子とはいえ、入浴、下の世話、食事…素人では相当な苦労がいる。自分の時間も全て費やさなければならない。

介護は施設のプロに任せ、夫婦や子はいつも見守り心のケアをする。これが本当に理想だが、住んでいる地域、あるいは個々の経済状態もあり、なかなか理想と現実はかけ離れている。
しかし残念な事案を見聞きする度に、こうしたら良かったのにと思うケースはあまりに多い。

老いる母、息子の将来、悲観

昨日未明、鳴門市で73才の母親が、パーキンソン病の49才になる息子を絞殺したニュースを聞き、やるせなさと難病介護に対する周囲の理解、国や自治体の支援をさらに拡大すべきと痛感した。

 

この家庭は母親とこの息子、76才の父親の3人暮らし。息子は10年ほど前にパーキンソン病を発症し、1年前から急速に悪化していたという。
近所の話しでは、母親は毎日仕事にもいき、懸命に息子の世話もする優しい母親で、同情の声が広がっている。

毎日の介護疲れ、さらに息子の将来を悲観して、手をかけたと鳴門署はみている。母親が寝室にいないのに気づいた父親が探したところ、使ったロープを持って納屋にいたという。
父親が見つけて良かった。

 

 

とにかく誰かに相談を

老々介護など、介護疲れのあまり年老いた妻、あるいは夫を殺害するケースは多い。子が親を殺害するケースも。この母親は自分が年老いていく中、49才の息子の将来に不安を抱いていたのだと思う。

高齢者、難病患者など、自宅で介護をする人は1人で苦しまず、役所や介護事業者、介護のプロになんでも相談すべきだと思う。必ず少しでも現状を打開できる方法を、教えてもらえると思ます。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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