これは市民が許さないと思った池田市長選
これってどうなんだろうか。こんなことが許されるのかと思っていた。
大阪府池田市で任期が12月まである現職市長の倉田薫氏(70)が4月になって突然、辞職。21日の市議選挙と同時に市長選挙も行われた。
辞職した倉田前池田市長
そしてこの市長選挙になんと倉田市長の長男で現池田市議の晃氏(45)が出馬したから驚きだ。急遽出馬した維新市議冨田裕樹氏(42)に負けたのは、当然の市民の判断だと思う。
冨田氏は『市民感覚として市政の私物化は許せない』と出馬を表明。さらに『息子にバトンを引き継ごうとするのは、やってはいけないこと』として、急遽、出馬していた。
倉田前市長は息子を後継指名はしない、息子も父親の後継者ではないとしたが、そんな親子の話が、池田市民には通用しなかったという訳だ。
倉田前市長の通用しない辞職説明
倉田前市長は『統一地方選と市長選を同日にすることで、投票率向上や財政負担の軽減につながる』として、4月2日に辞職届を市議会議長に提出していた。
こんなバカな話が通用するというのがおかしい。例えば市長任期がが5月、あるいはせめて6月なら理解できる。
しかし任期は12月までだ。まだ8ヵ月も残す。
さらに出馬するのが自身息子で現職の池田市議だ。後継ではないと否定したがそんな言い訳が通るわけがない。
8ヵ月も残して財政負担の軽減は、説得力はない。
市民の判断はごく普通だった。
もりもと なおき