接待をする、されるというのはコミュニケーションを深める意味で悪いことばかりではない。しかし気をつけなければならないのは、意味の無い接待は絶対にないのだ。業者と公務員はあり得ないんだよ、山田真貴子さん。

菅Jr.の利害関係ある企業とズブズブだった総務省
菅首相の長男正剛氏が会社の上司らと総務官僚を接待していたことがどんどん明るみになっている。
まさに一企業である東北新社と総務省はズブズブの関係といえるほどだ。これまでに13人もがのべ38回もの接待を受けたという。
許認可権が絡むという意味では衛星放送事業者でもある東北新社と総務省の関係は絵に描いたような利害関係者。
何らかの要望を受け酒食のもてなしを受けたなら、当然、贈収賄事件に繋がる。
この中で現在、内閣広報官として首相会見を仕切っている山田真貴子氏の名前も出てきた。安倍前首相の秘書官も務めていた女性だ。

元総務省審議官、山田内閣広報官も超豪華接待受ける
山田氏はもちろん総務省出身。元総務審議官。総務省情報流通行政局長も務めた。酒食のもてなしを受けたのはこの後、さらに出世した総務審議官の時だ。
山田氏には1人頭74000円もの豪華接待だから正剛氏の会社にとって重要な役職だったことは想像に難くない。
春からNHKのニュースウォッチ9を有馬キャスターが外されるのは、山田氏からNHKへの『総理怒ってますよ!』の電話圧力じゃないかと、言われている。
NHKへ生出演した菅首相に対する有馬さんの質問に、菅首相が腹を立てたことを、ストレートに伝えたものだ。情け無いことにNHK幹部はそれに震え上がったという。
首相会見仕切り、まともな辛口記者には質問当てず
首相会見もこの女性が仕切るが途中、質問がまだまだある中、『総理は次の日程が』と打ち切り、質問を妨害するのでも有名。
甘い質問をする記者しか指名せず、批判的な記者や社は完全に飛ばすようだ。
菅首相が国民の方を見ていないと言われる要因のひとつが、この中身の薄い会見だが、山田氏の責任は極めて大きい。
既に利害関係者ではないということで処分はないようだが、かつてはあった。
こうした人物が国民に繋がる広報の窓口になるのは違和感しかない。当然、更迭すべきだろう。接待を受けたのは利害関係者の時なのだ。
もりもとなおき