94才という相当なお爺さんでも容赦しないんだろうか。フランスのジスカールデスタン元大統領が、ドイツの公共の放送の女性記者(37)のカラダを触ったとして性的暴行で告訴され、フランス検察が捜査を開始したという。ルモンドも報じている。

写真撮影で腰に手を回し必要以上に…
女性記者は一昨年12月、元大統領のパリの事務所でインタビューをしたあと、ならんで写真撮影をした。
この際、元大統領が繰り返し腰やお尻を触ったと訴えている。
女性記者の訴えを受けた公共放送は、インタビューに同行したカメラマンからも証言を取り、女性記者が訴える事実があったとして去年6月、元大統領の事務所に抗議をしている。
恐らく並んで写真を撮る時、腰に手を回すなどして引き寄せ、必要以上に触ったのかもしれない。
94才、かつての名元大統領『何も覚えていない』
元大統領の事務所はドイツメディアの取材に対し「事実だとすれば元大統領は大変申し訳ないと思うだろうが、何も覚えていない」と話している。
日本ならセクハラになるのか、わいせつ行為になるのかは分からないが、いくら歳を重ねても女性への接し方には、気をつけなければならないという教訓だろう。
女性の受け止め方次第では、許されない行為となる。
ジスカールデスタン氏が大統領を務めたのは1974年から81年。シラク大統領には及ばないが、当時の誇り高きフランスを象徴するかのような大統領だった。
もりもとなおき