歩けば病気は逃げるのは分かっているが、やはり田舎はクルマ社会
わが徳島県は糖尿病による死亡率が毎年、1、2位だ。糖尿病が原因となる慢性腎臓病や心臓病など様々な病気で亡くなる人が多いということだ。
原因ははっきりしている。クルマの依存度が高く、極端な運動不足ということは、みんな分かっている。
公共の交通機関が少ないため、大半がクルマの生活。少し先に行くだけでもクルマだから、都会の人に比べて本当に歩く距離が短く、歩数が少ないのが徳島県の現状だ。
ハーバード大学の高齢者調査が散歩と健康の相関関係を証明
このほど、アメリカのハーバード大学が、散歩と死亡リスクに関する決定的なデータをとった。
それによると健康を増進し、死亡のりすクを下げるためには、1日7500歩から1万歩未満であることが、はっきりとデータに出たという。
実験の対象は、62歳から101歳までの女性1万6700人。彼女たちの日常生活について、4年間もの追跡調査を行った。

実験時、被験者たちには歩数と移動のスピードを測定するために、身体に装着する追跡装置が渡された。
その他にも実験参加者には、自分の生活スタイルやダイエットの有無、持病について詳しく報告してもらいデータを取った。
毎日7500歩のウォーキングが健康長寿に最適
この結果、高齢者が多いため実験終了までに504人が死亡したが、最大死亡率は毎日の歩く歩数が2200歩以内だった。
また、毎日4400歩の人たちは、2200歩以内より遥かに良い数字か示された。
そしてもっとも積極的なグループは、1日7500歩またはそれ以上歩いていたがその場合、死亡のリスクはさらに低くなった。
さらに1万歩以上になると、7500歩に比べて別段良い数字は出なかった。
結果、毎日、無理をして1万歩以上、歩く必要はなく、7500歩で充分であることがはっきりした。
確実に言えることは健康維持にはやはり歩くことが不可欠であること。それも4〜5000歩より7〜8000歩歩くことがより健康に効果があることがはっきりしたようだ。
週に3〜4日は散歩しているが、だいたい5000歩程度だ。あと少し距離を伸ばしてみたい。
というより、近くのコンビニやドラッグストアに行く時は、出来るだけクルマはやめようと、このハーバード大学のデータで痛感した。
もりもと なおき