音喜多都議のクラウドファンディング、僅か1日で600万円が
知り合いの音喜多駿東京都議が、クラウドファンディング(CF)で新党設立の資金集めをしているが、目標300万円に対し、わずか1日で倍の600万円を達成。現在900万円を超え、政治家では新記録を更新中。政界内外から驚きの声が上がっている。
音喜多都議は2013年、みんなの党から都議に初当選。昨年は都民ファーストから再選し、小池知事初当選の時の側近だった。
しかし都議選を通じ、小池人気で急拡大した都民ファーストの党運営や、党幹部の議員個人への様々な圧力、介入を批判。衆院選のさ中、みんなの党時代からの同僚、上田令子都議とともに離党している。
新党つくる資金に協力者、続々
こうした彼の経験した様々な思いの中で、政治の世界で"自らの理想を実現する手段"として、温めていた新党構想に向けて動き出したようだ。
音喜多都議は…
古い感覚に囚われている政治家がトップに立つ限り、同じことは何度でも繰り返されます。ならば、自分で創ろう。私自身が先頭に立って、これまでにないくらい若く新しい政党を設立しよう。私はそう決意しました。
と、ブログで述べている。
ここでクラウドファンディングで資金集めをするところが、やはり彼の真骨頂。古いアタマでは到底、こうした動きはできない。
このCFは、カネの出資者に対し対価がいる方式を選択している。50万円というとんでもない購入枠もあるが、この対価が
『音喜多駿とサシで飲み、言いたいことを言う権利』というのも、自信家の彼らしい。
思い上がりも甚だしいとの批判も当然、あるだろうが、なんと既に2人がこの"権利"を取得している。『50万円あったら音喜多より、銀座や』と、私などは信じられないが、確実に彼の思いに賛同する人は、増えているから凄い。
資金は立派な候補者に
彼は来春の統一地方選で『音喜多新党』の候補として市区長、市議、区議を擁立する計画だという。集まった資金は印刷物や広報費、候補者の供託金などに利用されるのだろう。
彼のことだから徹底的に調べているだろうが、CFと政治資金の関係は、法的にもまだまだ明確でない部分も多い。いかなる指摘にも耐えうるよう、透明性を確保して欲しい。
私も先輩として老婆心ながらアドバイスしたいのは、彼が通過したみんなの党、都民ファーストにも少なからずいた▼目的なく議員になりたいヤツ▼議員歳費が目的の、元来仕事嫌いなヤツ▼音喜多人気に擦り寄るヤツーとかは、小池百合子のように敢然と排除すべきだ。
これまで人に語れる立派な仕事をしてきた人、たくさん汗を流してきた人、シングルで子育てに頑張り、みんなのため生活周辺の改革をしてきた人、こんな候補者を集めて欲しい。
基本、30万円の供託金まであてにするヤツは、きっと無理だな。
統一地方選まであと半年。新党が見えてきたら、まだまだ協力者が増えてくるような気がする。
もりもと なおき