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入院で分かった日本のデジタル環境、ICTの遅れ

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『入院中の高齢患者を見るにつけ日本のデジタル環境、ICTの酷い遅れを痛感する』

入院生活はどうしようもなく退屈だ。特にコロナ下だから人に会えない寂しさも手伝う。若く元気で忙しい頃は入院に憧れ、点滴でもしながら一週間くらい寝ていたら天国だろうなと考えていた。
のちに入院初体験でこの考えはとんでもない間違いで、僅か2日で辟易したものだ。

今は抗がん剤治療のため短期の入退院を繰り返している(既に8回)が、やはり堪らなく苦痛だ。副作用で倒れ20日間もの入院を余儀なくされた時は、苦しさ、退屈さ、虚しさはハンパなかった。

平常時の数日〜1週間の入院は退屈さとの闘いと、病院食の不味さとの闘いだ。
入院生活で家族や友人との電話やLINEの交換は非常に楽しい。コロナ禍の下、見舞いは禁止されているから、こうしたコミュニケーションはホッとする。

あと私は入院にはスマホはもちろん、タブレットや本もいつも大量に持ち込む。タブレットで映画も観るし、好きな音楽も雑誌も全て入れてある。
全く眠れないから深夜は映画、音楽鑑賞の時間だ。病室にWi-Fiは繋がらないから、自分専用のポケットWi-Fiも用意している。


またこれまでの入院生活で改めて島耕作シリーズを単行本や文庫で全て読了した。その後、『ラストニュース』を終え、今は『人間交差点』になったが、やはり弘兼憲史作品は深い。

入院する徳島大学病院は普通は個室に入れない(VIPは知らない)。個室が利用できるのは大きな手術をした直後、ICUから出てまだ体調が思わしくないケース。
私もICUから出た後、暫くいたが、少し元気になったら通常の4人部屋に戻った。

病棟は癌患者が多く"癌病棟"とも言える。これまで同じ病室になった人は全て癌患者。同年代〜やや上だが、見る限りオヤジたちは大半がガラケーだ。
スマホもなく退屈じゃないんだろうかと思うが昼も夜も良く寝ているから、それはそれで羨ましい。

しかし国立大学病院ながら病室にWi-Fiが繋がっていないこと。さらにはテレビしか娯楽のない彼らを見るにつけ、やはり日本のICTの異常な遅れ、デジタル環境の不備を感じる。

Wi-Fiが繋がる国立大学病院は全国でわずか半数くらいしかない。大学というより国の対応の遅れだろう。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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