菅首相の朝食会オフ懇はパンケーキの超有名店だった
やる前から賛否両論、かまびすしかった菅首相と内閣記者会の朝食会・オフレコ懇談会が行われた。そしてその会場がなんと、パンケーキの超有名店、エッグスンシングス原宿店だった。
菅首相のパンケーキ好きは自民党総裁選の時、有名になった。恐らく側近らが考えてこの朝食会も話題づくりにしたのだろう。

エッグスンシングスは元タリーズ創業社長、松田公太氏が展開する
少し余談だが、エッグスンシングスは元々、ハワイの有名パンケーキ店だが、日本ではタリーズコーヒージャパンの創業者で社長だった松田公太氏が事業展開しパンケーキブームの火付け役となった。
元みんなの党所属の参院議員だった関係で私も同志だった。一緒に選挙応援の街頭演説をしたこともある。
やはり一流の経済人であり、オーラを纏ったナイスガイだ。
私も甘党だし、パンケーキには目がない。以前、原宿店の前まで行ったが土曜日のため長い列ができ、とても入ることは無理で断念したことがある。
今回、官邸記者なら間違いなく行っただろう。

オフレコ懇談会は一行も記事にはできない
エッグスンシングスの説明が本題ではなく、今回の朝食会は菅首相のオフレコ懇談会だった。
オフレコだから菅さんが何を話そうが、新聞は一行も記事にもできない。テレビは映像も出せない。
要するに菅さんと記者連中(最大60人まで)がパンケーキを食べ、記者らがおべんちゃらを言ったりお追従しただけの会だったかもしれない。
社会に対し1ミリもアウトプットすることはなかったのだ。
先に会見すべきことがあると、朝日、東京、京都の各紙は参加拒否
少しホッとしたのはバカみたいにゾロゾロ着いて行ったのではなく、朝日新聞、東京新聞、京都新聞が参加しなかった。現場の記者の判断はもちろんだが、社としての判断があったのだろう。
朝日や東京は学術会議の問題など、菅首相がきちんと答えるべき問題がある。なのにそれを無視し、いきなり記者とオフレコ懇談はおかしいとの考え方だった。まさにその通りだ。
もりもとなおき