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別人格、不倫は文化…記者は著名人の見出しになる言葉を期待する

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新聞記者は失言含め、見出しになることばを期待する

取材で1時間、話を聞いても心に残らない、即ち字にできない面白くない人もいるし、ちょっとした一言が字になり、デカい見出しになることがある。

昨日、自身の公選法違反の裁判で被告人質問を受けた元法務大臣河井克行被告は、記者なら直ぐに飛びつくような話しをした。

河井被告『私に優しくして欲しかった』と

即ち、地元議員ら多数に多額のカネを配ったことについて『お金を差し上げることで、わたしに優しくして欲しかった』と、何とも意外な証言をしたという。

いわゆる河井派の地方議員がほとんどいなかったのだろう。参院選に出馬していた妻案里氏の選挙での買収行為に乗じ、自身の地元派閥も作りたかったのかもしれない。

妻の案里氏は自身の公判で『私はおもちゃだった』と、"名言"を吐いた。

『息子といえど別人格』いや、オヤジあっての息子だった

最近では記者たちが飛びついた一言は、衆院予算委員会で長男正剛氏の総務官僚への違法接待問題を質された菅首相が『息子といえど別人格』と、追及から逃れようとしたことだ。この別人格は見出しになった。
結局、別人格どころかオヤジあっての息子ということが、次々とバレてしまった。

予算委員会では自分と息子は別人格と、
答弁を回避したが…

森友問題で妻昭恵さんと自身の関わりを追及された安倍首相は『私と妻が関係していたら、議員も辞職する』という発言は、総理大臣の言葉だけに重かった。

しかしいまだこの言葉を守っていないと、ネットでは追及が続く。
それだけインパクトのある言葉だったのだ。

『不倫は文化』で人間性疑われた石田純一

あと芸能界では不倫がバレた時、石田純一さんは『不倫は文化』と居直った(実際は言っていないと、本人は否定するが…)これも大きな芸能ニュースになり、言葉がひとり歩きしたものだ。

森元総理『有権者は投票に行かず寝ていて欲しい』

これも印象深い。自民党が金権問題で揺れた時だ。徳島選出の衆院議員三木武夫さんが椎名裁定で突然、自民党総裁に指名された際、気持ちを聞かれて『青天の霹靂』と。
大きな一面見出しが踊った。

あと総理では中曽根さんが日米同盟に関し『日本はアジアの不沈空母』なとと例え批判をあびた。
また失言の宝庫森元総理は『日本は神の国』とか、非自民票が多い浮動票に対してか『選挙に行かず寝ていて欲しい』との暴言もあった。

政治家は自己PRのためにも、新聞の見出しになる言葉を用意しておいたら、得をするかもしれない。でも逆にことばに気をつけないと命取りにもなる。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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