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制作した勇気を称賛したい 。映画『新聞記者』がアカデミー賞三冠

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作品、主演男優、女優とも最優秀賞の三冠達成


ここ20年間で観た邦画では1番、感銘を受けた映画だった。
その『新聞記者』日本アカデミー賞の最優秀作品賞、松坂桃李が最優秀主演男優賞、シム・ウンギョンが最優秀主演女優賞に輝き、三冠となった。多くのマスコミが今の政権に忖度する中、この映画の制作、上映を巡り様々な苦労が伝えられていただけに、心から良かったと思

う。

ウンギョンの演技は勇気ある女性記者そのものだった

映画は東京新聞記者・望月衣塑子氏の著書『新聞記者』を原案にしたものだ。だからか、女性記者役ウンギョンの演技が、観ているわれわれには望月記者に重なった。そして大新聞の社会部にいる正義感の強い女性記者そのものだったのは、やはり彼女の演技力所以だろう。

彼女より先に新聞記者役に想定した女優さんはいたが、結局変な圧力を気にした2つの事務所から断られ、彼女に決まった。

この映画の主演受けた松坂桃李の勇気にも感銘

内閣情報調査室に出向している心ある外務官僚役は松坂桃李だったが、演技以前にこの映画へ出演した勇気に感銘を受けた。

松坂演じる心ある官僚の苦悩などはひじょうに生々しく、普通に霞ヶ関にはあるような話しだと思った。
そして大手メディアが安倍政権に忖度し、首相会見までがシナリオ通りという体たらくの新聞、テレビの情けない現実。
そんななか、ここまでリアリティのある映画をつくった関係者の勇気に敬意を表したい。

見所は権力と新聞の攻防、新聞記者と官僚の葛藤が見事に描かれていたことだ。観た人は誰もが安倍政権になって起こったことを思い出したのではないか。

メディアのPRない中、口込みで爆発的ヒットに

完全にテレビ局の政権への忖度だろう。テレビ番組でのPRはほぼゼロだったから、果たしてどれだけの人が見てくれるのか。そんな心配をよそに爆発的なヒットとなった。

制作者らは"話題性と作品の質、スクリーン数確保の三点がヒットに結び付いた"と分析するが、やはり関係者みんなの小さな勇気が結実したものと思う。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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