『皆さんこんにちは。ガースーです』
ニコ生に出演した日本国総理大臣のこの緊張感の無さが今の政権の姿であり、国民の命さえ守れない対コロナへの無策を表している。生で見た人、ニュースで見た人。失笑しかなかった。

感染者も死者も増え続ける『勝負の3週間』
ついに新型コロナウイルス感染者が全国で3000人を突破した。東京も最多の621人だ。検査数が欧米並みなら恐らく全国の感染者は万人単位だろう。
重症者も570人を超え、全てが高止まりどころかジワジワと増え続けている。重症者のベッドも都市部は危険水域だ。
こうした中、東京の主要駅周辺は人出が減るどころかこの1週間で15〜20%も増えているというから驚くしかない。
政府が国民に訴えた『勝負の3週間』とはいったい何だったのか。

Go To進める限り国民の気は緩んだままなのだ
感染拡大の原因とはっきりいう医療関係者もいる中、Go Toトラベルは菅首相自身が中止はしないというどころか、来年6月までの延長を早々と決めた。
さすがに自民党内部からも批判の声は高まってきた。もし一旦中止となるなら、国民の批判ではなく、党内事情だろう。
こういう感染拡大政策を続ける以上、国民が自粛などするはずはない。
マスクと手指の消毒さえしていたら大丈夫との空気はある。3密回避については最近はほとんど守られていない。
とにかくだれも勝負しないから『勝負の3週間』はコロナに負けたのだ。
このままだと例えば東京だけで年内に感染者は700人/日となり、1月には1000人/日となり、全国では4000人超/日となるだろうと、専門家は予測している。
これから全国に拡大する可能性が高い医療崩壊
北海道旭川市や大阪の医療の困難な状況は、今後全国の都市に拡大していくのは間違いない。
まさに菅政権による人災が拡大しているのが今の日本だ。
毎日新聞最新世論調査では政府のコロナ対策を評価するは前回34%から14%に。評価しないは前回27%から62%へ急上昇した。
そして日本のコロナ医療・検査体制に不安を感じる69%、不安を感じない17%の結果に。わずか1か月でこれだけ国民の信頼を失った。
コロナによる死者は今月だけで北海道108人、大阪81人、東京46人にのぼっている。
もりもとなおき