素晴らしい天候で北アルプスの大パノラマを
"さようなら平成"を北アルプス穂高連峰で迎えることができました。
この朝、北アルプスは前日の吹雪と打って変わり、薄い雲もところどころあるものの感動的な青空が広がっていた。
気温はマイナス2°だったが、日差しはあり風もなく、全く寒さは感じない。
岐阜県高山市側から新穂高ロープウェイで上がった西穂高岳千石尾根の展望台(標高2156m)からは、本当に間近に穂高山系や槍ヶ岳、焼岳など3000m級の雄大な山々を望むことができた。
ロープウェイは名鉄グループの奥飛観光開発が運営し、新穂高温泉から西穂高岳への岐阜県側からのアクセスを担う。
第1ロープウェイと第2ロープウェイがあり、第2ロープウェイは日本初の二階建て構造のゴンドラのロープウェイ。2階部分に乗ってみた。
展望台のある西穂高口駅は西穂高岳の登山口であり、上部の稜線上にある西穂山荘への登山道が通じている。
ここから西穂高の頂上を目指すアマチュア登山家もいた。
しかし2000mを超える高所に4階建ての展望台。どうやって機材を運んだんだろうかと思う。
恐らく機材運搬用のロープウェイを先に建設し西穂高口から上げたんだろうが、1年の半分以上は深い雪だ。難しい工事だったと推測した。
環水平アークを目撃
わずか5分間、ロープウェイに揺られるだけで、あっと言う間に雄大な山々の大パノラマが目の前に広がった。
そしてこの日(4月28日)驚いたのは北アルプスに水平に伸びる美しい虹を見たことだ。
今日4月28日(日)午前、西日本や東日本では上空に薄雲がかかり『環水平アーク』と呼ばれる虹や『幻日環』という大気光学現象が見られた。
虹といえばアーチ状に現れるものなのに、水平の虹に目撃した人たちはびっくりしていた。
太陽が高く昇る時期、時間帯と大気の特別な状態の時だけ見られる現象。二度と見ることはないだろう。なんだか得した気分だった。
あと奥飛騨から登山道に入る付近には1000を超える露天風呂が点在する。分かっていればバスタオルを持参するんだった。
もりもと なおき