31年間も気づかずなら、この社のガバナンスを心配する
こういった不祥事をハゲ頭3つくらい下げるるだけで、世の中が簡単にこらえくれると考えてるんやろか。
『31年間、誤って報告してエラいすんまへん』とのことだが、ホンマに31年間、誤りに気付かずかんかったんやろか?もしそうならこの会社のガバナンスは大丈夫なん?
さらにそんなレベルの会社に一歩間違えたら取り返しのつかんことになる原子力発電所を運転させてもかんまんのか?と、だれでも思うが、経済産業省はどない考えとるんやろか?
そしてどないな指導したんやろか?
と、いろいろ考えてしまった。
放射性物質の量、本来の数値ではなく過小に報告
話しはこういうことだ。北海道電力は先月24日、泊原発から放出されるガスに含まれる放射性物質の量を31年間誤って報告していたと謝罪した。

北電の説明によると、誤っていたのは、ぞうきんなどを燃やす施設から大気中に放出される放射性物質の量だ。
ガスのサンプリング調査のときに配管を保護するため、空気と混ぜてガスの濃度を半分にしている。しかし、国などへの報告やホームページで公表する際に本来の数値に戻していなかったという。
例によって『人体に影響はありません』と
実際に放出した放射性物質の量は国の基準値のおよそ10万分の1で人体に影響はないという。先月のの原子力規制庁の検査で明らかになり、1988年の試運転開始からミスは31年間ずっと続いていたとい。
サンプリング数値を元の濃度に戻すことはマニュアルに書いていなかったという。
だいたいどこの電力会社も原発にトラブルや事故があると、『漏れたのは安全基準値の範囲内で全く問題ありません』と言いながら謝罪するのがお約束。
それなら安全基準などいらない。基準をきちんと完璧に守ることが企業、組織のガバナンスであり、原発には最高のクオリティがいる。
どうもこの国には原発を任せても構わない電力会社は無いような気がする。
もりもと なおき