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半世紀前、17才の僕らが恋した名古屋CBCのいちこさん

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『17才の僕らが恋した名古屋CBCラジオの深夜放送のパーソナリティ、いちこさんのこと』

高校、浪人時代、深夜放送は東京の文化放送、TBSラジオ、ニッポン放送、そして地元名古屋のCBCラジオ、東海ラジオを曜日によって好きなパーソナリティの番組を聴いていた。


必ず聴いたのは文化放送はセイヤングの、落合恵子、谷村真司の担当日。TBSはパックインミュージックで、絶対に欠かせなかったのが野沢那智と白石冬美の『ナッチャコパック』だった。

地元名古屋は東海ラジオのミッドナイト東海。中でも高校の先輩の森本レオの日は必ず聴いていた。
そして深夜放送というと決して忘れられないのは、僕らが高校2年になった時スタートした深夜2時からの名古屋CBCラジオ『オールナイトCBC』だ。
木曜日のパーソナリティを務めた『いちこ』こと市岡節子さんのとのことは、僕らの青春そのものだった。

いちこは僕らのグループのことをずいぶん気に入ってくれ、毎週、必ず誰かのリクエストハガキを読んでくれた。
彼女の担当日の夕方、CBCに遊びに行くと必ずロビーで会ってくれ、いろんな話しをしてくれたものだ。


そして番組の中で必ず『きょう、森本君たちが来てくれたよ』と言ってくれるのも、特別な感じで自慢だった。
声から判断すると、大柄な姐御肌の女性を想像していたが、会ってみると華奢で小柄、めちゃくちゃ美人だったのだ。

女優の卵の劇団員で23才。母子家庭で弟さんは公立大学の医学部生だから、アルバイトで家計も助けていたようだ。

しかし、幸せなことは長く続かない。
確か放送丸1年を迎えた3月の彼女の担当日のことだ。午前4時前、エンディングテーマが流れる中、彼女から衝撃の告白が…

『皆んなごめんね。辛くて言えなかったけど、私、きょうで最後なんだ。突然のお別れだけど楽しかった』と。

私など頭が真っ白になった。いちこに擬似恋愛していた久米君などは、翌日、泣いていた。
とにかく人気者だったから突然の降板は一部雑誌でも話題になった。

真偽のほどは分からないが、"銀座のクラブで勤めながら、東京の劇団で本格的に女優を目指している"というものだった。
きっと彼女にも大きな夢があったんだ。

僕らといえば間もなく高校3年生になり受験生活に突入したが、彼女のいないラジオは寂しく、"いちこロス"はしばらく続いた。
(名古屋CBC、なぜかお袋が買ってくれたナショナルラジカセと同型機、よくCBCに遊びに行ったメンバー)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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