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卒業式。学生服の第二ボタン、どれだけの男子がちぎっただろう

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学生服の第二ボタンのドラマはまだ続いてるのか

高校、中学の卒業式も終わった。SNSでも晴々と、そして未来への希望にあふれた卒業式の写真があふれている。

昔から卒業式の日、思いを寄せる男子の学生服の第二ボタンを、女子がもらうのが、共学校の伝統行事だった。
今でもこの伝統は続いているんだろうか。

フェイスブックやインスタで、息子の写真をあげているお母さんもいるが、第二ボタンが無い子を見つけた。伝統は生きているんだなと、ホッコリした気分になってきます。

第二ボタンを女子がもらう本当の意味は深く切ない

当然、金ボタンの詰襟学生服じゃないとダメで、制服の学ランが姿を消しつつある今、この伝統はいつかはなくなるのかもしれません。
実はこの伝統は諸説ある。一説では歴史的なもので悲しく、切ない話しでもあります。
そもそも詰襟学生服の由来は軍服だと言われている。
若者達が徴兵によって戦地に赴く時、戦死すればもう2度と好きな人とも逢えなくなるかもしれない。
そのため1番大切な人にその想いを伝え、形見として軍服の第二ボタンを渡していたと言われている。

第一ボタンを取るとだらしなくなり怒られるから、分かり難い第二ボタンとなったとか。

『一番大切な人』や『ハート』の意味があるとも

一方、学生服のボタン5つにはそれぞれ意味があり1番上は自分、2番目が1番大切な人、3番目は友人だからとの説。だから第二ボタン。

そして第二ボタンは心臓(ハート)に近いところにあるから『ハートを掴む』との説も。

私はやはり戦地へ赴く若者の話しが由来だと思います。

教室の隅でちぎった僕のボタン、まだあるんだろうか

ちなみに全国の高校から詰襟学生服が年々、姿を消しており、現在では約40%となっているとか(共学校はさらに少ない)

もちろんこうした伝統行事は男女共学校の特権。女の子たちは貰ったボタンをいったいいつまで"宝物"にしてくれてるんだろう。

高校の卒業式の日、意外な女子に頼まれて、皆んなに分からないように教室の隅でブチッとちぎった僕の第二ボタン…まだ持ってくれてるんだろうかと、ふと思い出す時がある。まさかな。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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