安倍首相により8日、7都府県に発令された緊急事態宣言から、なぜか日本3番目の大都市名古屋を擁する愛知県が外れていたことに『名古屋とばしだがや!酷いがね!』と、地元から政府の意向をいぶかる声が上がっている。

感染者、死者数多いのになぜ?
愛知県は感染者数は6番目だが、死者数は東京に次ぐ2番目。これを見ただけでもやはりどう考えても緊急事態宣言の対象から外したのはおかしい。
今回の措置に大村知事は愛知県を対象に追加するよう政府に求めたほか、とりあえず10日、愛知独自で緊急事態宣言を発令する。


現状とかなり矛盾する政府の説明
愛知県が対象にならなかったことについて、西村康稔経済再生担当相は参院議院運営委員会で『感染スピードがゆったりしており、感染経路不明者の割合も比較的低い』と説明していた。
しかし愛知県内では今月に入り感染者数が増え、経路不明者の割合も増加傾向。8日の新規感染者数は20人に。
河村たかし名古屋市長は『おかしいがや』と、対象地域への追加を政府に働きかけるよう求める要望書を、大村知事に提出していた。
専門家会議の指摘に怒った大村知事への政府の意趣返し?
ネットでも様々な声が寄せられているが、私の友人の愛知県在住の元大学教授は
緊急事態宣言の対象に愛知県が入っていないのは、専門家会議の指摘に怒った大村知事への政府の意趣返しだと思う。
アンガーマネジメントができてないというか、EQが低いというか、いずれにしろレベルの低いリーダー同士の諍い
と、呆れている。
『名古屋とばし』とは新幹線に『のぞみ』が導入された際、新大阪から東京までノンストップで、名古屋駅が飛ばされたことが揶揄された。
もりもとなおき