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名門校での部活丸刈り強要で県を提訴。古き良き伝統ではあるが…

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熊本県立済々黌(せいせいこう)といえば熊本県で1、2を争う伝統ある進学校。野球部が甲子園出場するなど文武両道の素晴らしい学校だ(と思っていた)。この学校での丸刈り騒動ー。

熊本県立済済黌高校

自由の風が吹く民主的な校風だと思っているが…

学生時代、アルバイト仲間の友人に同高校出身者がいたが、彼を見ただけでも、地方の歴史ある名門校に共通する自由と民主主義の雰囲気を醸し出していた。

だから済済黌の元生徒が部活で丸刈りを強要され訴えたとのニュースに、少々、驚いている。

元生徒は2017年春、同校の部活動で「伝統」名目で丸刈りを強制されるなどして、退学を余儀なくされたという。

これは「学校が校内の違法行為を放置したからで、精神的苦痛を受けた」として、熊本県に1円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴していた。
第1回口頭弁論で、県側は請求棄却を求めた。

1円はお金目当てではないとの、原告の意思表示だ。

丸刈りは先輩の強制指導行為で伝統校の悪しき文化?

彼はテニス部に入部するなりいきなり、他の生徒とともに3年生にバリカンで刈られてしまったようだ。

部活のこうした伝統について元生徒は『これは"シメ"と呼ばれる先輩からの強制指導行為。伝統校に根ざした独特の文化だ』と指摘。

違法なシメが不登校となった原因と知りながら対策を講じなかったのは学校の安全配慮義務違反に当たると、主張している。

名門校の伝統に学校や行政が介入すべきじゃないとは思う

学校を庇う訳じゃないが、名門の伝統校の"生徒間の伝統"に学校が介入するのはおかしい。
そしてこれは部活の伝統であり、決していじめではないと考えられる。

そして今の時代に丸刈りの強要などはアナクロニズムとしかいいようがないから、この生徒の気持ちも理解できる。

しかしながら丸刈りの是非よりも旧制中学や旧制高校の空気を残す、こうした『伝統』に、学校や裁判所に介入して欲しくないとも思う。

丸刈りが校則であれば仕方ないんだろうが、校則ではなく部活の伝統。これを裁判所がどう判断するか注目される。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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