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国交副大臣の"忖度発言"、騒いでいるがこれが日本の政治の現実だ

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口にだしたら忖度にならない

自民党の政治家や官僚の政治力、行政能力は、臨機応変に忖度できる能力だと思っていた。
しかし"忖度したことを忖度した"と言ってはいけないし、これまで政治家も官僚もそんなバカはいなかった。

だから今回、国土交通副大臣の塚田一郎氏が『安倍総理、麻生副総理に忖度し、山口、福岡両県を結ぶ道路の予算をつけました』と、得意満面で選挙の応援で言ってしまったのはあり得ないこと。
それも名前を出したのが自民党ツートップだ。

僕が忖度したと自慢したために副大臣を辞任した塚田一郎氏

 

恐らく安倍総理、麻生副総理とも腹の中では『このバカやろうが…と』思っていただろうが、塚田氏は副大臣を辞任した。
実質的には更迭だ。党内にも統一地方選挙の最中の失言に、辞任すべきの声は多かった。

地域が要望するから利益誘導は起こる

政治家の実力は地元に橋を架けたり、高速道路をつけたりすることだと、有権者の多くは思っている。地域の社会基盤整備に力を発揮するのは、当然、おらが国のセンセイの大切な仕事だ。

だから田中角栄的政治家をどの地方でも待望するし、大型予算を引っ張ってこれない政治家は概ね役立たず呼ばわりされることもあった。

そういう意味で国民は戦後、長い間、政権を担ってきた自民党の国会議員は、概ね仕事ができる、野党議員は『仕事ができない=予算を引っ張ってこれない』との先入観があった。

しかし果たしてそうだろうか。
やりまくった公共工事はどれだけ日本を借金地獄にしたのか。ちなみに田中角栄政権がスタートした時、日本の借金はゼロだったと、言われている。

そして原発がいかに危険でカネ食い虫であることは、東京電力福島第一原発の未曾有の事故でやっとわかったはずだと思ったが、自民党の国会議員らはまだわかっていない。

"予算を獲る=力がある"との政治家への概念を捨てよう

そういう意味で国民が政治家に対する固定概念を、そろそろ変える時期にきているのではないか?

塚田氏が忖度したと自慢したが、予算をつけるのは役人だ。塚田氏だから言うことを聞いたんじゃなく、件の案件は実力者、安倍・麻生案件だから、予算がついたんだと思う。

当然、副大臣の行為は表向きはしてはならない利益誘導である。だから安倍・麻生は苦虫を潰したような顔だったのだ。

有権者が要望するから国会議員は動き予算はつく。そして仲介する国会議員の力によって予算をつける役人たちの仕事の優先度は大きく異なる。

この仕組みを変えるのは難しい。国民の側から政治が本当にしなくてはならないこと示さなければ何も変わらない。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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