未分類

報道陣が別人を犯人扱い⁈新潟女児殺人事件で

投稿日:

もっと人権に配慮を


新潟の小2女児殺人、遺体遺棄、損壊事件はわずか1週間で近くに住む小林遼容疑者が逮捕されたが、メディアの"独自取材"により、近くに住む全くの別人が"犯人"扱いされ、徹底マークされていたというから、驚いた。

これほどの人権問題はなく、メディアの諸君にはキチンとした取材を求めたい。

記者の教育不足、能力不足に加え、最近の若い記者の非常識さが招いたものだ、と、思う。

容疑者の乗ったクルマを取り囲む報道陣

些細な理由で犯人に


今回の事件でメディアから"容疑者"とされたのは地元の銀行員だった。

14日に"近所に住む20代の重要参考人から事情聴取"の速報が流れると記者諸君は大騒ぎに。

直ぐにこの人の住む会社の寮には新聞、週刊誌、テレビの記者、カメラマンが殺到。夜、小林容疑者が逮捕されるまでは、この人が"犯人"にされていたという。

しかし特に何か“証拠”があったわけでもない。社員寮が現場から近く、この人は寮でただ一人の独身。夜中まで彼の部屋だけ灯りがついていたため、目立ったらしい。

さらに寮の駐車場に警察車両が(現場に近いからたまたま)。"パトに彼が監視されているのでは”という根拠のない話が広まってしまった。

あいつが"犯人"だと 噂が拡散


それで有力な犯人候補として、記者が張りついて部屋に出入りする姿を撮影したり、関係先に聞き込みを始める社もあったというが、とにかく耳を塞ぎたくなる酷さ。

噂が事実として善意の第三者からどんどん拡散してしまうから恐ろしい。

独自取材を進め、犯人像を絞っていくのも記者の仕事であり、取材とはこうしたムダの積み重ねだ。

しかし警察取材がキチンとできていたら、こんな荒唐無稽な間違いは普通はあり得ない。

新人記者教育の再考を


さらに途中の自分たちの動きがいかに捜査の妨害をするか。無関係な人の人権を踏みにじる結果に繋がるか。

各メディアには、サツ回りのイロハからの教育を切に願いたいものだ。

私も取材する側から議員時代は取材される側の経験もした。

よくびっくりしたり腹が立ったのは、顔も知らない、名刺交換もしたことのないヤツからの電話取材。

『社名を名乗られても、顔も名前も知らない人に、そんな大事なことは電話で答えることは出来ない』と話すと、『いま、急いでるんです』と。

居場所を尋ねたら直ぐ近く。

『県庁で待ってるから直ぐに来たら?』と向けたら、なんと『デスクに相談します』と…

こんなヤツが1人や2人じゃなかったから、若い記者の質の低下は相当なもんだとは分かっていますが…

大変だとは思いますが、上司、先輩の皆さんは社会常識からの教育をお願いします。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

-未分類

Copyright© 森本尚樹の"社会面の作り方" , 2020 All Rights Reserved.