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大企業の賃上げわずか2%台の体たらく。労組は闘っているのか?

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春闘〜労働者諸君は文字通り闘っているのか?

われわれ世代は『春闘』というと、上京して初めて見た落書きだらけの国電(今のJR)を思い出す。
白のペンキで車体いっぱいに描かれた闘争スローガンを見て、汚い箱だなぁと思う反面、妙に気持ち高揚したのを思い出す。

 

あれから比べると昨今の春闘は労働者諸君、ちゃんと闘ってるのか?おとなし過ぎじゃないのか?
大企業労組は自分たちの給料だけ上げろだけじゃなく、いろんな政治課題にも取り組んで欲しいものだ。
やってるんだろうけど聞こえてこないし。

わずか2%の賃上げを自慢するなよ経団連

経団連がこの度、発表した2019春闘の第1回集計。定期昇給やベースアップを含む大手企業の賃上げ率は平均で2.46%となり、前年の第1回より0.08ポイント下落した。回答額は311円減の8310円だった。
21業種、251社を調査。組合員平均が判明した60社のデータ。

前年から伸び率は鈍化したが、6年連続で2%を超え、回答額ともに2000年以降では3番目に高い水準だったという。

6年連続で賃上げ率が2%を超えたのは、1994〜99年以来。経団連は「賃上げの勢いは確実に継続している」と分析しているが、雇用者じゃなく、雇用される側はどう捉えているんだ。

大企業だけの恩恵で止まったアベノミクス

安倍さんはアベノミクスで大企業の賃金を大幅に上げ、全体の底上げを実現すると、吹いていた。
確かに安倍さんの言うように大企業は内部留保が史上最高となったから大儲けしているんだろう。

それにしては賃上げ2%台って、あまりにおかしくないか?なぜ組合側はもっと要求しないか全く理解できない。

やはりなあなあの関係なのか?
賃上げもわずか、さらに非正規雇用は増える一方だから、大企業の資産は膨らむばかりだ。

これでは景気など良くなるはずはない。大企業の労使双方の責任は大きいと言わざるを得ない。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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