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大切な子どもを守るためにPTAに参加する意義はある

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どこも同じ?PTA役員改選の重苦しさ

PTAの役員を自ら引き受けてくれる人は立派だ。この時期、全国の小、中学校でPTAの役員改選が行われているが、すんなり役員がきまる学校はかなり珍しいのではなかろうか。

できない理由を延々と述べらされ、それを旧役員が審査する。最後は欠席裁判となるケースもあるから役員選挙の日は絶対、欠席できない。
挙句、人間関係にまで支障をきたすこともあるから、厄介だ。

実は私も小学校のPTAの学年委員やPTA会長を数年間に渡り務めたことがある。特に会長の2年間は新役員を決める責任もあり、胃が痛む思いだった。

役員になると敵をつくる?

議員になった時、先輩議員に『PTA会長だけはしない方がいい。保護者に敵をつくる』と言われた。
その意味があとになってわかる様々な問題も持ち上がり、先輩の言葉を思い出したものだった。
問題解決の中で嫌われることもあったと思う。

今は知らないが私が役員の頃は、学年末になると保護者にアンケート用紙を配布。『PTA役員になってもらいたい方はいますか?』みたいな質問をし、名前を書いてもらった。

で、たくさん書かれた人を個別に撃破していった。やはり複数に名前を挙げられている人はお世話好きで、なってもらいたい人も多かった。

副会長は一番、助けてもらいたい役職なので、これだけは自分で依頼したが、幸い引き受けてくれたから、本当に助かった。

大切な役割は多々あり、不要論は暴言だ

さてPTA役員の仕事だが、本当にたくさんある。
運動会やスポーツ関連などの学校行事にPTAとして参加、役割分担をする。バザーの開催、講演会の主催、市教委や市PTA連合会の行事に担当委員が参加、PTA会報づくり、プール当番、立哨の順番調整…などなど。
大切なことばかりだ。

もしPTAがなかったら。この分、先生たちにさらに大変な負担がかかるし、現実に子どもたちを守れないことだって起きかねない可能性も多々ある。

だから役員選出でそれだけ消耗するならPTAなど無くしたら?みたいなPTA不要論も出てくるが、これは完全な暴言だ。必要だからこれだけ続いてきたのだ。

あと学校や教育委員会に対し、親の立場からはっきりモノを言えることも極めて重要になってくる。

 

やはり共働きの家庭、片親の家庭だと仕事に追われ大変なことはみんな理解できる。かと言って時間のある人がやれば良いというのも間違っている。

何とかみんなが参加できる時間のやりくりや、合理的な会の進め方、楽しい時間を共有する。
こうしたことを何度も議論するしかないと考える。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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