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大坂なおみの会見で、日本語で答えてというバカな日本の記者たち

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お粗末さ際立った一部の日本人記者たち

全豪オープンを制した大坂なおみ選手の記者会見を見て、日本の記者のお粗末さ、愚劣さが嫌になったのは私だけではないだろう。

ご存知、大坂なおみ選手は日米に国籍を持つ。しかし日本で育ったのは3才まで。あとはアメリカ育ちだから、圧倒的に日常会話は英語だ。

本人も日本語は苦手だからと、はっきり言っている。
それなのに会見で複数の記者が『日本語で答えて欲しい』という、バカバカしさ。

 

何を狙って日本語で答えろと?

どうしてこんなことをわざわざ言うのか?大坂なおみ選手のコメントは、今、世界中で人気の的だ。
その素直さ、純粋さ、相手選手へのリスペクト、ウィットに富んだ受け答えをテニスファンならずとも、世界中が楽しみにしている。

そして苦手な日本語でのコメントは、言葉足らずになり本当にかわいい。だから日本のメディアは何かを言わそうとしたんだろう。

その会見での日本人記者からの質問はまず「今の気持ちを日本語で表現するとしたらどんな気持ちですか」と。

これに対し大坂選手は「日本語?」と一瞬困ったような様子を見せたが「今の気持ちはすごく嬉しいけど、ちょっとビックリした」と答えていた。

しかし、これだけならともかくまた別の記者が「クビトバ選手、左利きの選手だった。大変だったと思うんですけど。まずは日本語でどれぐらい大変で難しかったかって一言、お気持ちどうですか」と

これに対してはさすがに「英語で言わせていただきます」と断り、丁寧に答えた。

大坂は超一流アスリート、タレントじゃない

しかし、ここはオーストラリア、全豪オープンだ。日本のメディアもいくらなんでも英語くらい達者なヤツを派遣しろよ。
彼女は超一流アスリート。タレントじゃない。試合の話しは苦手な日本語じゃなく、普通に話す英語でキチンと答えたいのに決まっている。

記者の劣化というよりも、常識を疑う出来事だった。

大坂なおみは北海道出身の母・環さんとハイチ出身の父フランソワさんとの間に大阪で生まれ、3歳で米国に移住。二重国籍で、日本語は苦手だがそれでも、登録は日本人として出場した。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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