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大学入試は共通一次以来の全国一斉の試験を、やめるべき時がきている

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来年度から始まる大学入試共通テストに導入が決まっていた英語民間試験が、多くの反対の声を受け、とりあえず4年間、延期になることが決まった。

共通一次から始まった全国一斉の統一テスト。大学の序列化と没個性化が顕著に

身の丈発言で浮き彫りになった受験制度の問題点の数々

"身の丈発言"の萩生田文部科学大臣が発表した。延期になった最大の原因は、この身の丈発言で受験の数々の問題点が次々に浮き彫りになったからだ。

そして改めて24年度からとしたが、僅か4年余で今回問題となった受験生の経済的格差の問題、地域格差が解決できるとはとても思えない。

理解できない変遷続ける大学入試の共通試験
1979年からの共通一次試験、1990年からのセンター試験、そして新たに導入する大学入学共通テスト。この40年間でこれだけ変遷した。

その都度とても変える意味も感じなかったし、そもそも大学入試に"全国共通のテスト"を持ち込むことに違和感を感じていた。

これを機に大学の主体性を奪う"共通テスト"を考える時期にきているのではないだろうか。

大学は全て歴史も建学の精神も異なる。何より進学率が50%を超えると、受験生の学力差は広がるばかりだ。

極端な話しが偏差値70を超える東大受験生と、偏差値30代の受験生が同じ試験を受けるのは極めて不合理だ。

それぞれの受験生に応じて試験をするべきだし、そうすることによって自ずと受験勉強のやり方も変わってくるだろう。

難関校は今も大学作成の独自の入試問題を重視する

現実に東大や京大などの難関校はせいぜい共通試験は足切りに使うくらいで、本番での配分も非常に低い。
大学独自の試験を重視している。

これに対し国立大学でも共通テストを重視し、独自試験は非常に手薄になっている大学も多い。

どの大学にもそれぞれ個性があるし、誇りうるものもあるはずだ。
同じ試験をやって間違いなく個性は失われてきた。特に地方国立大学。

そして共通一次以降、国公立大学は数の分だけ見事にランク付けされた。

私大は"共通テスト"を受験料稼ぎに利用している現実

また私立大学は"センター利用"と言って、出願すればセンター試験の結果のみで合否を決める大学、学部が激増している。

ペーパーテストもなく出願だけで受験料をとるから、まさに私立大学の金儲けに利用されているのは否定できない。

その大学独自の試験もなく、共通のテストだけで合否を決めることには大きな違和感がある。

萩生田氏は会見で、英語民間試験は延期するが、大学入学共通テストは予定通りとした。

センター以降、大学入試の共通試験こそ、諸悪の根源だ。大学それぞれが入試問題を作り、それぞれが入学試験を行う、共通以前に戻すべきだ。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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