『未だに猛烈に後悔する受験生時代の夏休み』
高校時代の友だちの勉強の話しほどアテにならないものはない。
夏休み、全くはかどらなかった受験勉強。同じ仲間を募るため、いろんなヤツに電話をしたが皆んな返事は同じだ。
『そんなもん全然、できんかったがや!』と、判で付いたような返事が返る。そうか!俺だけじゃないのか!とかなり安心して新学期。
で、いきなりの実力テストでやっとみんなのウソに気付く。情け無い俺がいた。
『やってない』と言いながら栄の県立図書館で、連日8時間とかやっていたヤツもいた。
一浪の時、親友の鈴木のマー坊など夏休み明けには政経学部A判定など早稲田に完全リーチをかけた。それでも『これでは全然、アカンて!まだまだだがや』と言われ、D判の俺は…と、また絶望感が…

夏休みは死ぬほど受験勉強し志望校にリーチのはずが、現役の時も浪人の時も深夜放送を朝まで聴いてしまい、全くはかどらなかった。
8月も20日を過ぎると夜には勉強部屋の窓から随分涼しい風が入り、取り返しのつかない過ぎ去った時間を悔んだものだ。
そこにラジオから吉田拓郎の”祭りのあと”など流れてきたら、いたたまれない思いに追い打ちをかけられた。

コロナ第五波、パンデミックの日本の夏休みももう終わり。
スタバにくると高校生諸君が勉強している。塾へ行くまでの時間潰しとか。
こんな子たちを横目に見ると、ン十年経っても今だに後悔する私の夏休み(涙)
もりもとなおき