五輪組織委よ、橋本聖子会長よ、恥を知れと言いたい
これは明らかに大義は文春にありだな。
東京五輪組織委員会は同委員会の"秘密事項"が週刊文春に記事にされたとして、厳重抗議しただけでなくなんと『発売中止、文春の回収』を要求することを文藝春秋社に伝えた。
記事は読んだが全く抗議に値しない。どこまで権力的なのだろう。思い上がりも甚だしい。

橋本会長『五輪組織委の業務を妨害した』と判断
同委員会の橋本聖子会長は、報道の自由を制限するということでは全くないとしながらも『今回は280ページに及ぶ内部資料が(文春側に)入手されており、組織委の秘密情報を意図的に拡散し、業務を妨害したと判断した』と、理由を説明した。

不祥事、失態のデパート組織委がどの口で言っているのか
抗議するに値しない。内容は文春の調査報道だ。当然、当事者としては面白くないだろうが、報道の自由に対する明らかな侵害だ。
そして何より不祥事と失態のデパートのような組織委に対しては一般国民もどの口が言うかということだろう。
SNSでも組織委への激しい批判が相次いでいる。
とにかくこうした抗議を五輪組織委が言うこと自体、本末転倒だろう。
橋本聖子会長名での申し入れだったが、橋本さんは政治家として違和感はくやったのか。もしそうなら、森某の神経と何ら変わらない。
政治家の口利きなど不適切な運営、巨額な税金浪費疑惑を指摘
組織委が回収までして欲しい記事は、MIKIKO氏が開会式責任者から排除されていく過程で、葬り去られた彼女の開会式案などを報じていることだ。
実は素晴らしいものだったと。
そして"女性タレントへの侮辱演出案や、政治家の“口利き”など不適切な運営が行われ、巨額の税金が浪費された疑いがあるとした。
しかしながらこうした開会式の内情を報じることには高い公共性、公益性がある。著作権法違反や業務妨害にあたるものでないことは明らか"ーと反論している。
もちろん文春は相手にすらしない。本を回収などするはずはない。さらなる続報を期待したい。
もりもとなおき