大阪桐蔭がダントツの戦力。プロ候補が4〜5人
甲子園が連日、沸いている。12日の愛媛・済美ー石川星稜は、まさに甲子園史に残る凄まじい戦いだった。特に済美の8回、13回の逆転ホーマーは、あの場面でスタンドに放り込む高校生の精神力に、感嘆した。
さて、優勝候補が取り沙汰されているが、私はやはり多くの予想と同じく、大阪桐蔭のチカラがずば抜けているような気がする。
スーパー高校生、根尾君に注目したい
注目するのは第1試合、ショートで5番を打ち活躍した根尾昂君がいい。投手としては最速148キロの速い球を投げ、ショートでは広い守備範囲と強肩。そして長打もあるシェアなバッティング。ドラフト1位候補だが、大谷のように二刀流として指名を受ける話しも出ている。
今日の沖学園戦は先発、3点取られたが、無難に抑えた。
それと私は彼の抜群の頭脳も魅力的だ。岐阜県飛騨市の中学時代、成績はオール5、偏差値75の秀才、生徒会長。今も野球部でひとりだけAクラスにいる。ご両親は医師。文武両道を絵に描いたような中学生だったから、この夏も甲子園に出場した神奈川県の強豪、慶応高校からのスカウトもあった。
スキーも中2でスラローム日本1となり、世界大会へ。
しかし根尾君は中学時代から高校卒業後のプロ入りの意思は強く、監督と将来の話もきちんとし、自ら大阪桐蔭を選んだという。スター軍団大阪桐蔭にあって、入学時から『根尾はヤバイ』と、チームメイトも一目置いていたほど。マナーも抜群のスーパー高校生。
私は彼こそ、イチローのような野球選手になると、確信する。
もりもと なおき