ぜひ志望校にひとつは女子大学を入れよう
年が明けたら直ぐにセンター試験。そして私立大学の一般受験が始まる。
すでに志望校も決まりあとは少しでも成績をアップさせるだけだが、志望校選びは上手くいっているだろうか。
私は女子受験生にぜひ勧めたいのが、女子大学の受験だ。
もちろん女子大のみを目指す訳ではなく、必ず受験校の中に1〜2校、加えておくことをお勧めしたい。
私も自分の娘には女子大学に進んでもらいたかったが、それは頑と拒否された。それでもセンター受験だけでいいからと、私が学生時代に憧れていたミッション系の某女子大学に出願させた。合格しても行かなかったが…
伝統の下、しっかりした建学の理念があり、比較的入り易い
なぜ女子大学か。実は歴史と伝統ある女子大学は建学の精神、教育理念が明確で本当にしっかりしている。
そして伝統の下、優秀な先輩が多いから、就職にも強い。
授業もマスプロ教育はなく、少数授業が徹底されている。就職などへの対応も共学校よりきめ細かく遥かに充実している。
あと受験生には最も大切なことだが、伝統校でもネームバリューの割には合格し易いのは間違いない。
これは近年、女子の共学志向で競争率も激減。偏差値なども下がってきたからだ。でもネームバリューはびくともしない。
ネームバリューだけでなく、実力も培う
もちろん、私立に限定で。国立のお茶の水女子大学、奈良女子大学は別格でこの両雄は難しい。あと私立では津田塾大学などは難しく滑り止めにならない。
私が高校の進路指導の担当なら、首都圏なら日本女子大、東京女子大、共立女子大、実践女子大、白百合女子大、学習院女子大、昭和女子大、大妻女子大、女子栄養大、フェリス女学院などを必ず勧める。他にもミッション系は理念がしっかりしている。


また関西なら同志社女子大、京都女子大、神戸女学院、神戸女子大、武庫川女子大、帝塚山女子大などを勧める。

嫁入り道具などという失礼な概念は無い
どこも昔の"嫁入り道具"なとという失礼な概念はない。キャリア教育も徹底しているようだ。
あと、やはり共学に行き男子学生とも交流したいと考える人は多いが、上にあげたような女子大学は、あらゆるサークル活動を通じいくらでも他大学との交流がある。
男子の多い大学のサークルは、夕方になるといろんな女子大学から部員がきている。どことも入部は大歓迎。
毎日が女子会状態というのも、楽しいかもしれない。
もりもと なおき